...その露西亜人は汚れた手先を綺麗に水で洗つたが...
薄田泣菫 「茶話」
...秋の空澄たるまゝに日暮たり亜満(あまん)「たり」が切字であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...確実に露西亜(ロシア)を打破ったのだといってよい...
太宰治 「惜別」
...我々のかつて見たこともないような文字……言わばアルファベットに亜剌比亜(アラビヤ)文字の装飾を付けたと言ったような字を書いているのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...露西亜(ロシア)の財政的困窮がうなずけなくなる...
谷譲次 「踊る地平線」
...一九一八年に露西亜(ロシア)から独立したばかりで...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼は裸一貫で亜米利加三界へ飛び出して行って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そのままぷいと西比利亜(シベリア)へでも逃げて行かれたらそれっきりだぜ」そう云うと女は心外な表情をして見せて...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...彼はまた例の縮れた亜麻色の仮髪(かつら)を耳のところで抑えつけながら...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...欧羅巴から亜米利加へ来るまでに六十三日を費したという概念をたしかめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...亜鉛の粉の中にある鉛の微粒子を検出することに成功していた...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...昨日はだいぶ暑かったからね」「今度は露西亜(ロシア)料理を食いに行くつもりだ...
夏目漱石 「虞美人草」
...二人に亜砒酸(あひさん)を飲ませて殺した...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...亜細亜(アジア)新聞の東山君だ...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...露西亜(ロシヤ)の事もバルガリヤの事も唯噂にも聞いたことなく...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...これは南亜も同じことだ...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...殊にその頃発行になっていた亜細亜と言う雑誌へ杉浦先生の意を承けて大いに私のために書いて声援して下さった...
牧野富太郎 「植物記」
...亜米利加(あめりか)で鶏(とり)を買った人がこう申しました...
村井弦斎 「食道楽」
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