...些事を相談したいことがあるんだけど、聞いてくれる?...
...些事に気を使って、ご迷惑をおかけしないようにしたいです...
...彼女は些事を気にしすぎる性格だ...
...些事にこだわりすぎて、大切なことを見落としてしまっているよ...
...昨日は些事だけどミスをしてしまい、気持ちが落ち込んでいる...
...缺點や短所そのものとしては表現に價ひせぬ些事だが...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...こんな些事でもうれしくて旅情を紛らすことができる...
種田山頭火 「行乞記」
...そしてそれらの些事と同じ調子で次のようなことが簡単に書かれている...
豊島与志雄 「道化役」
...些事を言えば、大戦前、支那事変だけの頃、彼は自宅の庭にりっぱな防空壕を作った...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...この種の些事(さじ)が無数にある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...猶々些事に候へども種彦の祿高は寛政重修諸家譜にて判然候べく...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...淡々たる尋常の些事(さじ)のうちに動かすべからざる其人(そのひと)の特色を発揮し得るものである...
夏目漱石 「『煤煙』の序」
...この市井(しせゐ)の一些事(さじ)らしい『揚羽(あげは)のお艶』の噂が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...かかる相違は根本問題の前には殆ど取上げるに足らぬ些事である...
波多野精一 「時と永遠」
...たゞ病床の些事に興味をそゝられるに過ぎないのであるが...
松本たかし 「松本たかし句集」
...つまりは日々の些事の中にしか表現されないというのは全く本当ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この子供らしい冗談のような些事ではあったが...
室生犀星 「幼年時代」
...ここに測らずも軍中の一些事(さじ)から...
吉川英治 「三国志」
...探題どのにもどうか女子供風情(ふぜい)の些事にはおかまいなく...
吉川英治 「私本太平記」
...何か大事でも?』『家庭の些事(さじ)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...北条家の政子とも同様に浮名をながしたり――そんな半面的な些事(さじ)がいちいち伝わっていないだけでも...
吉川英治 「源頼朝」
...お弓のお稽古中でござるが」「些事(さじ)ゆえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そんな些事をきっかけに...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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