...些事を相談したいことがあるんだけど、聞いてくれる?...
...些事に気を使って、ご迷惑をおかけしないようにしたいです...
...彼女は些事を気にしすぎる性格だ...
...些事にこだわりすぎて、大切なことを見落としてしまっているよ...
...昨日は些事だけどミスをしてしまい、気持ちが落ち込んでいる...
...こんな些事にも現われているように思う...
芥川龍之介 「合理的、同時に多量の人間味」
...ことにそれが些事である場合は...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...さう云ふ家庭内の些事に対して煩はされて自分の為の生活を眩まされて苦しむのがつく/″\馬鹿々々しい事だとしか思へなかつた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...そんな些事が矢張り一大問題になるのだつた...
伊藤野枝 「惑ひ」
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岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...人生の些事(さじ)の中にでも偉大を考えるというこの禅の考えから出たものである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...おそらく映画製作者の意識には上らなかったような些事(さじ)で...
寺田寅彦 「映画時代」
...しかるに一見なんでもないような市井の些事(さじ)を写したニュース映画を見ているときに...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...それはほんの女同志の友情の一些事(さじ)にすぎなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...「そんなことは些事(さじ)にすぎない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間という些事に心を労して何の役に立つか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...象(ざう)と鉢合せしたつてわからない筈だよ」平次はそんな愚にもつかぬ些事にも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...歯の根にのこる程もない些事(さじ)と意志してしまわれるのだった...
吉川英治 「黒田如水」
...――こうした些事(さじ)は日常の家庭で繰返している生活の断片にすぎないが...
吉川英治 「剣の四君子」
...ここに測らずも軍中の一些事(さじ)から...
吉川英治 「三国志」
...お弓のお稽古中でござるが」「些事(さじ)ゆえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...孔子の衣食住の些事(さじ)をさえ記録している『論語』に...
和辻哲郎 「孔子」
...道元はこのことについて日常の些事を例に引いている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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