例文・使い方一覧でみる「些とも」の意味


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...渠には些とも心を痛めてゐる風がない...   渠には些とも心を痛めてゐる風がないの読み方
石川啄木 「足跡」

...此頃の健には些とも作詩の興がなかつた...   此頃の健には些とも作詩の興がなかつたの読み方
石川啄木 「足跡」

...二三日前に祖父さんが言つたに不拘(かゝわらず)まだ些とも生えてゐない...   二三日前に祖父さんが言つたに不拘まだ些とも生えてゐないの読み方
石川啄木 「散文詩」

...些とも...   些ともの読み方
石川啄木 「鳥影」

...怎(ど)うしたんだか些とも氣が逸(はず)まなかつてよ...   怎うしたんだか些とも氣が逸まなかつてよの読み方
石川啄木 「鳥影」

...些とも新らしい所のないものであつたが...   些とも新らしい所のないものであつたがの読み方
石川啄木 「病院の窓」

...僕は僕の細君を些とも愛してなんかゐないよ...   僕は僕の細君を些とも愛してなんかゐないよの読み方
石川啄木 「我等の一團と彼」

...それで些とも不便を感じない...   それで些とも不便を感じないの読み方
石川啄木 「我等の一團と彼」

...些ともそんな御心配はありませんわ...   些ともそんな御心配はありませんわの読み方
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」

...私独りなら些とも面白くないのよ...   私独りなら些とも面白くないのよの読み方
徳田秋聲 「歯痛」

...『些とも迷惑なことはありやしません...   『些とも迷惑なことはありやしませんの読み方
徳田秋聲 「媒介者」

...期待したそれらが生憎(あいにく)漠々たる春靄に包まれて些とも姿を見せない位だから富士も丹沢山塊も奥秩父も多摩相模の分水方面も模糊として眠るが如き夢の幕に包まれている...   期待したそれらが生憎漠々たる春靄に包まれて些とも姿を見せない位だから富士も丹沢山塊も奥秩父も多摩相模の分水方面も模糊として眠るが如き夢の幕に包まれているの読み方
中里介山 「山道」

...些とも御父(おとう)さんの云ふ通りになさらないんだもの」「御父(おとう)さんの前で議論なんかしやしませんよ...   些とも御父さんの云ふ通りになさらないんだもの」「御父さんの前で議論なんかしやしませんよの読み方
夏目漱石 「それから」

...些とも云う事を聞かないんだもの」代助は苦笑して黙ってしまった...   些とも云う事を聞かないんだもの」代助は苦笑して黙ってしまったの読み方
夏目漱石 「それから」

...些とも感激していないのは...   些とも感激していないのはの読み方
夏目漱石 「それから」

...自分の繪のことは些とも考へてやしない...   自分の繪のことは些とも考へてやしないの読み方
正宗白鳥 「假面」

...福岡三界へ隨(つ)いて行つたりする氣には些ともなれないよ...   福岡三界へ隨いて行つたりする氣には些ともなれないよの読み方
正宗白鳥 「孫だち」

...些とも………」と周三は苦りきつて...   些とも………」と周三は苦りきつての読み方
三島霜川 「平民の娘」

「些とも」の読みかた

「些とも」の書き方・書き順

いろんなフォントで「些とも」


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