...彼は数回に亙(わた)って...
海野十三 「西湖の屍人」
...つまり事件の発生した日までの三週間に亙る行動は全く不明なんだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...晴れ亙(わた)った暗黒の夜――ほとんど行人の姿もない大通りを...
海野十三 「蠅男」
...これを全世界に亙(わた)って果して今日断行するまでに列強は猛進する覚悟を持っているか...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...過去完了といろいろなテンスに亙(わた)って“going”の変化をやらせて見ると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...籠城(ろうじょう)は九月から十月に亙(わた)った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...現在から将来に亙る人間の考察に当っては...
豊島与志雄 「今日の条件」
...まず三重の念仏を分別して聞かせよう」と数刻に亙(わた)って細々と念仏の要旨を説き聞かせたので聖光房の高慢の心が直ちに止み...
中里介山 「法然行伝」
...話は余事に亙(わた)りましたが...
野村胡堂 「古城の真昼」
...この讃美歌は新約路加(ルカ)伝第十五章第十一節より第三十二節に亙(わた)り...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...立法會議は數世紀に亙る彼等の重苦しい屈辱の要領を學ぶ學校...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...マホメットの子孫は東方全体に亙って極めて多数に見出されるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...また全国の隅から隅に亙って教区の課税の不足を補うために自発的慈善を採用しようというほとんど普遍的な叫びが挙げられているというのが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...第五版において全部に亙って書き改められたものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...穀物の価格が長年月に亙ってその従前の水準に向って下落する傾向があり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして人間は哲學者の想像するよりも遙かに廣範圍に亙り無意識的に行動する...
三木清 「歴史哲學」
...時の古今に亙(わた)った国語の統一ということが...
柳田国男 「こども風土記」
...河原から野へ亙(わた)って...
吉川英治 「源頼朝」
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