...四十六年の長きに亘りて...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...つまりすべてに亘(わた)りて連絡(れんらく)はとれて居(お)り乍(なが)ら...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...紀元前二三〇〇年に亘るこの種の観測資料を収集した...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...数時間に亘って唯一つの切れ目もないのを見ながら旅行をした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...霜枯(しもがれ)は幾基米突(いくきろめえとる)に亘る鬱憂を逞しうして人(ひと)つ子(こ)ひとり通らない街道(かいだう)の電線を腐蝕してゐる...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...數學と科學と工學の各部門に亘り...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...亘二三百里一俗云...
高木敏雄 「比較神話学」
...それでなければ市財政全般に亘る緊縮の必要は一向顧ずに...
戸坂潤 「社会時評」
...数年に亘る関係だったらしい...
豊島与志雄 「必要以上のもの」
...話は男女問題に亘っていった...
豊島与志雄 「別れの辞」
...その生活様式は広汎に亘り...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...その周辺数米に亘つて...
原民喜 「飢ゑ」
...あのように健(すこ)やかに亘(わた)らせていながら...
室生犀星 「玉章」
...その方の顔の色があたいの五体にしみ亘るほど...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...宇野浩二が長期に亘って何も書かないでいるのは...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...霞亭の嵯峨生活は此三期を合して約一箇年に亘つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今では中国九州に亘(わた)って人もゆるす達人...
吉川英治 「宮本武蔵」
...キリスト教のことも長時間に亘って聞き...
和辻哲郎 「鎖国」
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