...山のような五百重(いおえ)の大波はたちまちおい退けられて漣(さざなみ)一つ立たない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...余は北の国五百重(いほへ)につもる白雪も埋(うづ)みは果てじ胸の焔を訳(わけ)の分からぬ歌など消息の端(はし)にかきつけた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...五百重山(いおえやま)霧深からし菅笠(すげがさ)のしづくも落つる有明の月この歌の意明(あきらか)ならず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...五百重山朝霧深み旅人の小笠の雫(しずく)間なくちるなり「旅人の」の五字を加へたるは賛成に候...
正岡子規 「人々に答ふ」
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横瀬夜雨 「花守」
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若山牧水 「熊野奈智山」
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