...始めは五月蠅いと云ふ心持で話をきいてゐたが...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彼等の愛の表現を五月蠅いと云ふ樣な心持で受取つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...彼にとつては要するに五月蠅い...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併し彼は五月蠅い...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...五月蠅いこと! 何でもかでも子供みたいにおせっかいを焼いて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...忙しくて五月蠅いことは疑ない...
種田山頭火 「行乞記」
...否(いな)五月蠅いではない癪(しゃく)にさわる...
永井荷風 「日和下駄」
...しぶきの五月蠅いのに閉口して居ると...
長塚節 「利根川の一夜」
...肉親は五月蠅い、と思はず、何時もながら痛感した...
中原中也 「その頃の生活」
...五月蠅いねえ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...又の機嫌むつかしければ五月蠅いひては却りて如何と今日までも我慢しけれど...
樋口一葉 「大つごもり」
...五月蠅いほど何か喋ったり笑ったりする彼女―― Chatterbox が...
宮本百合子 「或る日」
...本当に五月蠅い気の揉める婆(ばば)じゃないか」彼は...
宮本百合子 「或る日」
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