...食事中に五月蠅が飛んできた...
...部屋の中に五月蠅が大量発生していた...
...五月蠅が頭の周りを飛び回って、集中できなかった...
...五月蠅取りを使って、五月蠅を追い払った...
...外でバーベキューをしていたら、五月蠅がたくさん寄ってきた...
...五月蠅(うるさ)い! 自分が間抜けだから...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...太子は大使館の賓客としてお泊りになるのだから余計な心配なぞはせずに家へ帰って待ってろ!」と書記官はさも五月蠅(うるさ)そうに傲然(ごうぜん)として言い放った...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...昔は「五月蠅」と書いて「うるさい」と読み...
寺田寅彦 「蛆の効用」
...昔は五月蠅(ごがつばえ)と書いてうるさいと読み昼寝の顔をせせるいたずらものないしは臭いものへの道しるべと考えられていた...
寺田寅彦 「自由画稿」
...卯平(うへい)は暇(ひま)を惜(を)しがる勘次(かんじ)が唐鍬(たうぐは)を執(とつ)て出(で)た時(とき)朝餉(あさげ)の後(あと)の口(くち)を五月蠅(うるさ)く鳴(な)らしながら火鉢(ひばち)の前(まへ)にどつかりと坐(すわ)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...きっと昔先生に五月蠅(うるさ)く根掘り葉掘り何かをきいた時のように...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...こういういろいろな五月蠅(うるさ)い話が出るだけでも...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...五月蠅(うるさ)い男だな」小林はむっとした津田の顔を覗(のぞ)き込むようにして見つめながら云った...
夏目漱石 「明暗」
...五月蠅いねえ...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...又の機嫌むつかしければ五月蠅(うるさく)いひては却(かへ)りて如何(いかが)と今日までも我慢しけれど...
樋口一葉 「大つごもり」
...やれ貰(もら)へと無茶苦茶(むちやくちや)に進(すゝ)めたてる五月蠅(うるさ)さ...
樋口一葉 「十三夜」
...仕事を頼むの何がどうしたのと小五月蠅(こうるさく)這入込(はいりこ)んでは前だれの半襟(はんえり)の帯つかはのと附届(つけとどけ)をして御機嫌を取つてはいるけれど...
樋口一葉 「わかれ道」
...餘(あま)り先刻(さきほど)みな樣(さま)のお強(し)い遊(あそ)ばすが五月蠅(うるさ)さに...
樋口一葉 「われから」
...御懇命(ごこんめい)うけまするお出入(でいり)の人々(ひと/″\)お手傳(てつだひ)お手傳(てつだ)ひとて五月蠅(うるさ)きを半(なかば)は斷(ことは)りて集(あつ)まりし人(ひと)だけに瓶(かめ)のぞきの手(て)ぬぐひ...
樋口一葉 「われから」
...万古に品々(しんしん)も五月蠅(うるさ)い」「だッて人間は品格が第一ですワ」「ヘンそんなにお人柄(しとがら)なら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...一日婦女どもが食物を摺(す)り調える処へ上帝来り立ち留まって観(み)るを五月蠅(うるさ)がり...
南方熊楠 「十二支考」
...あんまり五月蠅(うるさい)ので或るとき...
夢野久作 「鉄鎚」
...中味の麻雀が船員に見付かると五月蠅(うるさい)からね...
夢野久作 「焦点を合せる」
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