...食事中に五月蠅が飛んできた...
...部屋の中に五月蠅が大量発生していた...
...五月蠅が頭の周りを飛び回って、集中できなかった...
...五月蠅取りを使って、五月蠅を追い払った...
...外でバーベキューをしていたら、五月蠅がたくさん寄ってきた...
...がみ/″\言はれるのが五月蠅くてたまらないので...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...五月蠅(うるさ)い! 自分が間抜けだから...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...甚(はなは)だ五月蠅(うるさ)いものである...
永井荷風 「日和下駄」
...卯平(うへい)は暇(ひま)を惜(を)しがる勘次(かんじ)が唐鍬(たうぐは)を執(とつ)て出(で)た時(とき)朝餉(あさげ)の後(あと)の口(くち)を五月蠅(うるさ)く鳴(な)らしながら火鉢(ひばち)の前(まへ)にどつかりと坐(すわ)つて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...「俺の感傷が俺を五月蠅くするのだ...
中原中也 「その頃の生活」
...五月蠅((うるさ))い子供の此ン畜生が...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...すべての五月蠅(うるさ)い係累からとき放され...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...おはま五月蠅(うるさ)いね...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...又(また)の機嫌(きげん)むつかしければ五月蠅(うるさく)いひては却(かへ)りて如何(いかゞ)と今日(けふ)までも我慢(がまん)しけれど...
一葉女史 「大つごもり」
...又の機嫌むつかしければ五月蠅いひては却りて如何と今日までも我慢しけれど...
樋口一葉 「大つごもり」
...御懇命(ごこんめい)うけまするお出入(でいり)の人々(ひと/″\)お手傳(てつだひ)お手傳(てつだ)ひとて五月蠅(うるさ)きを半(なかば)は斷(ことは)りて集(あつ)まりし人(ひと)だけに瓶(かめ)のぞきの手(て)ぬぐひ...
樋口一葉 「われから」
...五月蠅(うるさ)いとばかりに...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...「アラ母親さんが呼んでお出でなさる」「ナアニ用も何にも有るんじゃアないの」「お勢」「マア返事を為(な)さいヨ」「お勢お勢」「ハアイ……チョッ五月蠅(うるさい)こと」ト起揚(たちあが)る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...一日婦女どもが食物を摺(す)り調える処へ上帝来り立ち留まって観(み)るを五月蠅(うるさ)がり...
南方熊楠 「十二支考」
...五月蠅いほど何か喋ったり笑ったりする彼女―― Chatterbox が...
宮本百合子 「或る日」
...そうやって五月蠅(うるさ)く親につきまとわれる娘さんの気分が手にとるように映った...
宮本百合子 「刻々」
...誰しも疑わない姫草ユリ子の正体をここまで疑って来た妻のアタマを小五月蠅(こうるさ)く思いながら……...
夢野久作 「少女地獄」
...五月蠅(うるせ)えなア」と...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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