例文・使い方一覧でみる「五寸」の意味
スポンサーリンク...胸三寸といわず、胸五寸といった表現もある... 
...乙型スウィッチというのは、長さ一尺五寸、幅（はば）七寸の、細長い木箱（きばこ）に収められた大きなスウィッチで、硝子（ガラス）蓋を開くと、大理石（だいりせき）の底盤（ていばん）の上に幅の広い銅（どう）リボンでできた電気断続用（だんぞくよう）の刃（は）がテカテカ光り、エボナイト製の、しっかりした把手（ハンドル）がついていた...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...彼は未明のうちに五寸口の花火の筒を作男に担がせて裏山へ登った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今見ると勿体ないような五寸角で裏表やったものだ...
高村光太郎 「回想録」
...わずか五寸に足りない長さの間にも二つ程の波がある事を指の腹は知るのである...
高村光太郎 「触覚の世界」
...最近、日本で発見せられた山椒魚の中で一ばん大きいのは、四尺五寸、まず一メートル半というところで、それ以上のものは、ちょっと見当らぬそうでございます...
太宰治 「黄村先生言行録」
...近眼の様子で眼から五寸くらいの距離に近づけて読み...
太宰治 「女類」
...胴の長さ五寸の感じである...
太宰治 「畜犬談」
...五寸か一尺ぐらいもの隙間が開くように感じられたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...中国の山東の農民である善導のたとえ、火の河と、水の河の中に、あえて足をふみだすと、僅かではあるが、四、五寸の幅の、「白い道」が展けていくといういわゆる「二河譬」のような、戦慄をともなう行動への安心というか、捨身の爽やかさというようなものが、この世界との交渉の秘密をものがたっている...
中井正一 「美学入門」
...さすがによく手入れが届いて明晃々（めいこうこう）たる長剣五寸横手四寸の業物（わざもの）です...
中里介山 「大菩薩峠」
...四尺（しやく）五寸（すん）もあれば丸（まる）で新（あたら）しいやうに見（み）えるんだね」「そんでお内儀（かみ）さん...
長塚節 「土」
...前列と後列の間はわずか一尺五寸ぐらいだろう...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...又上へ上へともがき出て五寸の円の輪廓（りんかく）だけが盾を離れて浮き出はせぬかと思わるる事もある...
夏目漱石 「幻影の盾」
...「斯う三尺五寸のところへ脇差を縛り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...修繕の跡と見せた右側の板――一尺に五寸ほど剥（は）ぎ取られ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...刄先五寸位な槍の穗が」「どこにあつたか知つてゐるかい」「その用箪笥の中ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――煙草入はこうして石の蓋の下に入れたんだ」平次は一尺五寸ほどの棒を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五寸釘寅吉の登場は...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
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