...五十嵐は其翌年から肺病になつて兵學校は退校せねばならぬ事になり...
高濱虚子 「俳諧師」
...眞先の車が五十嵐...
高濱虚子 「俳諧師」
...五十嵐は大いに飮む...
高濱虚子 「俳諧師」
...細君は手を出して五十嵐の口に蓋をせうとしたがもう及ばなかつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...其後は五十嵐も前程氣が上らなくなつて時々長い體を八疊の座敷一杯に延ばして天井を見詰めて居る事もあつたが...
高濱虚子 「俳諧師」
...大阪には五十嵐の叔父に當る人が居て此頃は殆ど絶交同樣になつてゐるのを今日は押しかけて訪問する積りである...
高濱虚子 「俳諧師」
...五十嵐は一人もとの座に戻つて其處に擲げ出されてある五圓札を見ると...
高濱虚子 「俳諧師」
...又「五十嵐の奧さんは此頃見違へるやうに美しうならはつた」と評判してゐた...
高濱虚子 「俳諧師」
...折節(おりふし)同宿している五十嵐播水(ばんすい)君も共に...
高浜虚子 「別府温泉」
...五十嵐が半畳を入れながら途端に含羞(はにか)んで俯向(うつむ)いてしまった雪子の横顔へ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...………」と、幸子が云って、「瀬越さんは大分お強そうでいらっしゃいますが、どのくらいお上りになれますの」「さあ、飲めば七八合は飲めるかも知れません」「酔うと何か隠し芸が出ますかな」と、五十嵐が云った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...後ろから進んだ五十嵐は鉄の棒を構えながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...呆気(あっけ)に取られていた五十嵐を無雑作(むぞうさ)に拉(らっ)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...また五十嵐は、東北の浪士であるということです...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくも、南条と言い、五十嵐と言い、それに自分と言い、金箔附きの破牢人であることに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十嵐の方で買収されているなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の五十嵐てのへ行き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...佐藤と五十嵐(いがらし)という家が南北から入り交って...
柳田國男 「名字の話」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??