...たつた十五分に迫つてゐる汽車で出發することにした...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...世間を驚かしてやろうという道楽五分に慾得(よくとく)五分の算盤玉を弾(はじ)き込んで一と山当てるツモリの商売気が十分あった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...それから十五分ほどたった午前十一時五十五分になって...
海野十三 「宇宙戦隊」
...五分にも足らぬ長橢円形の...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...九時十五分に只見川を溯りはじめた...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...二十日は六時五分に出立した...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...九度五分にあがったの」にわかに私は...
太宰治 「斜陽」
...水は六分にも五分にも減つて居る...
徳冨盧花 「水汲み」
...四時十五分に、すなわち全く日が暮れた時に、彼はポルト・サン・マルタン劇場の前を通った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...午前零時十五分に就寢...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...電車は四十五分に動き出した...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...十時五十五分に乗った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二時十五分になる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...七時十五分に津田が車拾って来る約束なのに...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...怪訝(かいが)が五分に厭嫌(えんけん)が五分であろう...
森鴎外 「余興」
...そして同四時五分に至り...
夢野久作 「暗黒公使」
...一割五分にも足らぬ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...一尺五分に一尺七寸五分という小さい画ではあるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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