...五六人の聲だ...
石川啄木 「雲は天才である」
...五六歩進んでテーブルの前に行(ゆ)き...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...それから五六日して...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...卓子(テーブル)の賭(ステイキ)面のほうは一二三・四五六と三つずつ一線に縦に進んでいるが...
谷譲次 「踊る地平線」
...私は二十五六になつて初めて実際に目を向けたといふやうな青年を愛する...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...十五六年も前のことですから...
豊島与志雄 「同胞」
...兄貴が誰だ/\といひながら裏戸へ出るとばた/\と五六人で遁げ出す足おとがした...
長塚節 「芋掘り」
...そうして彼より五六間後(おく)れた事をこの場合何よりもありがたく感じた...
夏目漱石 「行人」
...親分」海近い井戸で深さはほんの五六尺...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石を畳み上げて水肌から五六間...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の倉松は三十五六の大家の主人らしい寛厚な感じのする働き者...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...將軍家御幼稚之間如此云々同月廿日の條に尼御臺所御方女房五六輩...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...両方の関係者を合して、約三十人、芸者が十五六人、料理は三の膳までついた最上等献立て、酒とビールは、無尽蔵に、席に運ばれた...
火野葦平 「花と龍」
...表紙に藻しほ草などといふいたづらな文字が誌してある五六年も前の手帳を繰りひろげながら詩などのならんでゐる頁を飛ばして上隅が金具で止めてある個所を脱して見た...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...五六日滯在してゐたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...随筆ものを五六枚書いてとゞけてくれませんか...
宮地嘉六 「老残」
...あんた?男の声 う?……女の声 この五六日...
三好十郎 「胎内」
...源三郎は二十五六にみえた...
山本周五郎 「古今集巻之五」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??