...――だが弁証法的論理学は決して形式論理学と互角に相反撥するのではない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...互角に近かったなら...
直木三十五 「南国太平記」
...これと互角に渡り合うには一つの方法しかない」レックミア侍従がやっとデイリーヘラルド新聞社へ着いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...この曹操と互角に対峙(たいじ)せん心よな」魏王曹操が...
吉川英治 「三国志」
...あいさつを互角にした...
吉川英治 「私本太平記」
...三日の後に、手切れを云いやり、かれらの憤怒(ふんぬ)を誘いよせて討つか」「味方は、時を稼ぎ、敵は惰気と奢(おご)りを長(ちょう)じ、かれの大軍と、味方の小勢は、そこで互角に、立ち合えましょう」「そうしよう! 於弁、軍使をすぐこれへ伴(ともな)え」「いいえ、お父上みずから、中門まで、出迎えにお越し下さい」親ながら、於弁の才能を認めている昌幸は、子息のいうがままに、軍使を迎え、そして、三日の猶予を乞うて、返した...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼らと互角に闘おうなどとは毛頭思っていないのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それと互角には申されまいが...
吉川英治 「山浦清麿」
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