...この種の興味を云々するは恐らく傍人の嗤笑を買ふ所にならん...
芥川龍之介 「骨董羹」
...けれども数に於てただ一個に過ぎないこの制限を以て本文の価値を云々することが薄弱であると共に...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...時間との平行を云々することは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この過程性を抜きにしては本当の全体性を云々することは出来ない筈だろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...私はそれに就いて今茲に云々することを避けよう...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...個々の作品について云々するのは止めよう...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...料理のことなどを云々するは...
豊島与志雄 「「自然」」
...それらを云々することが何で大言壮語家であるか!三 いかなる条件にて過去を尊重すべきかスペインまたはチベットにあったような修道院制度は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さればこの場合に之を云々するのは...
永井荷風 「百花園」
...○現時の演劇を改良せんと欲すれば芸術を云々するに先立って先ず連中見物を禁じ次に食堂と運動場の売店とを撤去せしむべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...彼らは兄を云々するほか...
夏目漱石 「行人」
...痴愚を云々するのではない――彼は...
牧野信一 「小川の流れ」
...何も決して取材を云々するわけではないが...
牧野信一 「浪曼的月評」
...その上自分は金錢について細かく云々する事を卑しむやうな教育を我家で受けて居たので...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...芸術作品を云々するとひどく息まいて来る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...エティケットを云々する文化女史にとって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...口先でもしょっちゅう死を云々するのを習いとした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...史實がなければ歴史家は云々することが出來ないのである...
吉川英治 「折々の記」
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