...しかし他を云々するのは僣越(せんえつ)である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...それらを知らない者のみがそれらを忘れることを云々する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「一般に剽窃(プラジアリズム)について云々する場合に忘れてならないのは...
寺田寅彦 「浅草紙」
...汝集會(しうゑ)に口開き諸王を云々する勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わが国に於けるマルクス主義の退潮を云々することは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...あまり立ち入り過ぎた「具体的」事実を云々すると...
戸坂潤 「社会時評」
...単に之やあれやの書物の出来栄えで人間の「学的良心」を云々することは...
戸坂潤 「読書法」
...吾々は範疇を云々する理由を失うて了うわけである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...静止している等――を云々する理由を有つことが出来るのである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...さればこの場合に之を云々するのは...
永井荷風 「百花園」
...わたくしは今更自分の旧著に就いて云々することを欲しないが...
永井壮吉 「冬日の窓」
...○現時の演劇を改良せんと欲すれば芸術を云々するに先立って先ず連中見物を禁じ次に食堂と運動場の売店とを撤去せしむべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...勿論漢詩について云々するは門外漢の私の分限ではないが...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...文化を云々する資格などはなく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...相手の技倆(ぎりょう)まで云々するような下品な黒子の男ではあった...
橋本五郎 「撞球室の七人」
...人間は自己満足や陶酔やのために自分の愛を云々するのではない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それに対して云々する場合が多く...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...認めたと思うともう成長のないことを云々する...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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