...この種の興味を云々するは恐らく傍人の嗤笑を買ふ所にならん...
芥川龍之介 「骨董羹」
...而して後その南瓜ならざるを云々するは愚も亦甚し...
芥川龍之介 「佐藤春夫氏の事」
...況や父母の貌を云々するをや...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...世に家庭の事を云々する人には...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...学術的研究の必要学術的研究を云々するのは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...仏像は拝むためにあるもので彫刻美の如きを云々するためにあるものではない...
高見順 「仏像とパゴダ」
...併しこの場合もしカントの考えたように幾何学が直観空間の「純粋な規定」となるという意味に於て(図式としての図形などは之である)経験に対するその応用を云々するのであるならば...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...私はそれに就いて今茲に云々することを避けよう...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...料理のことなどを云々するは...
豊島与志雄 「「自然」」
...さればこの場合に之を云々するのは...
永井荷風 「百花園」
...勿論漢詩について云々するは門外漢の私の分限ではないが...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...いざ此処に至つたとなれば誰も常々の奴の悪徳などを云々する者もなく...
牧野信一 「バラルダ物語」
...人口の実際的限界を云々するに当っては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...が花柳の中に「まごころ」を云々するところがの持味であったのだが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...芸術作品を云々するとひどく息まいて来る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俳壇の情勢を知らない私が今日の俳句を云々するのはどうかと思ふが...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...口先でもしょっちゅう死を云々するのを習いとした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...死に方まで云々するのは...
吉川英治 「折々の記」
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