...既に文壇ドストエフスキイを云々するものありしを思へば...
芥川龍之介 「骨董羹」
...この種の興味を云々するは恐らく傍人の嗤笑を買ふ所にならん...
芥川龍之介 「骨董羹」
...況や父母の貌を云々するをや...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...元来後学僕の如きものは先生の翻訳を云々する資格のないものに違ひない...
芥川龍之介 「平田先生の翻訳」
...無造作に家庭問題を云々するは...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...世に家庭の事を云々する人には...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...あの一枚の幻燈の画片を云々するよりは...
太宰治 「惜別」
...直接的表現を云々する態度は間接的態度である...
種田山頭火 「最近の感想」
...国語教育それ自体に就いて云々する資格を持ち合せて居ない...
時枝誠記 「国語学と国語教育」
...この過程性を抜きにしては本当の全体性を云々することは出来ない筈だろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...個々の作品について云々するのは止めよう...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...料理のことなどを云々するは...
豊島与志雄 「「自然」」
...わたくしは今更自分の旧著に就いて云々することを欲しないが...
永井壮吉 「冬日の窓」
...天下の男子にして女大学の主義を云々するは...
福沢諭吉 「女大学評論」
...斯んな渺たる生命に関して云々することの空しさが思はれた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...こんな文章を書きながら自身のことを云々するのは悪趣味といふべきであるが...
牧野信一 「浪曼的時評」
...認めたと思うともう成長のないことを云々する...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...死に方まで云々するのは...
吉川英治 「折々の記」
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