...既に文壇ドストエフスキイを云々するものありしを思へば...
芥川龍之介 「骨董羹」
...今の家庭を云々するものも...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...]――7.云々するに至る...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...学術的研究の必要学術的研究を云々するのは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...科學もただ口先で云々するだけだし...
太宰治 「津輕地方とチエホフ」
...主義を云々することには意味がない...
戸坂潤 「科学方法論」
...吾々は範疇を云々する理由を失うて了うわけである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...料理のことなどを云々するは...
豊島与志雄 「「自然」」
...この科学(小説)はまだ法則を云々する域にすらも達して居らぬのである...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...痴愚を云々するのではない――彼は...
牧野信一 「小川の流れ」
...題材を特に云々するわけではない...
牧野信一 「推賞寸言」
...いざ此処に至つたとなれば誰も常々の奴の悪徳などを云々する者もなく...
牧野信一 「バラルダ物語」
...何も決して取材を云々するわけではないが...
牧野信一 「浪曼的月評」
...技倆とやらむを云々するに非ず(略)おのれは晩唐諸家の文学に近きやと朧気(おぼろげ)ながら見受け申候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...その上自分は金錢について細かく云々する事を卑しむやうな教育を我家で受けて居たので...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...稲つけば皹(かが)るわが手を今宵もか殿の稚子(わくご)がとりて歎かむ(巻十四東歌)万葉集に就て云々する以上その長歌に就て一言もふれなかつたのは勿論片手落の沙汰ではあるが...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...「閑味」を云々する...
柳宗悦 「民藝四十年」
...史實がなければ歴史家は云々することが出來ないのである...
吉川英治 「折々の記」
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