...既に文壇ドストエフスキイを云々するものありしを思へば...
芥川龍之介 「骨董羹」
...今日農民文化を云々すると云ふことは当を得ざる云分であらうと思ひます...
有島武郎 「農民文化といふこと」
...世に家庭の事を云々する人には...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...今の家庭を云々するものも...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...之を以て直ちに老生の武術に於ける才能の貧困を云々するは早計にて...
太宰治 「花吹雪」
...単に之やあれやの書物の出来栄えで人間の「学的良心」を云々することは...
戸坂潤 「読書法」
...静止している等――を云々する理由を有つことが出来るのである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...現時の文壇を刷新せんと欲すれば主義を云々するに先立って速に月刊雑誌を廃せしむべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...勿論漢詩について云々するは門外漢の私の分限ではないが...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...この科学(小説)はまだ法則を云々する域にすらも達して居らぬのである...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...痴愚を云々するのではない――彼は...
牧野信一 「小川の流れ」
...何も決して取材を云々するわけではないが...
牧野信一 「浪曼的月評」
...こんな文章を書きながら自身のことを云々するのは悪趣味といふべきであるが...
牧野信一 「浪曼的時評」
...今日この堤の桜を云々する人達は時世に鑑み...
牧野富太郎 「植物記」
...人口の実際的限界を云々するに当っては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...やさしさなり素朴性なりを云々するから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...稲つけば皹(かが)るわが手を今宵もか殿の稚子(わくご)がとりて歎かむ(巻十四東歌)万葉集に就て云々する以上その長歌に就て一言もふれなかつたのは勿論片手落の沙汰ではあるが...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...「閑味」を云々する...
柳宗悦 「民藝四十年」
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