...云々(うんぬん)」と...
芥川龍之介 「雑筆」
...宇野の机の上に見覺えのある筆蹟の手紙云々の話などを聞かされてをり...
小穴隆一 「二つの繪」
...未だ其式有らずと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...欠席日数云々(うんぬん)については家内や当人に質(ただ)してからでなければ何とも申し上げられないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...また彼の墜落後機関車がいかになりしかについては全然推測の限りにあらざる次第なり云々...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...玄澤は良固の孫庄左衞門とは友人であり、「益を請れ」たのは良固の子二代仁太夫と思はれるから、「免許云々」も、その子なり孫なりの云ひ傳へであらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...云々されるべきものならば云々される理由があるのである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...随意に御自分の財布の紐を解かれることいっこうさしつかえこれなきこと』云々(うんぬん)...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...恐れ多くも天下の御政事を云々(うんぬん)したとて何になろう...
永井荷風 「妾宅」
...又「大仏の和尚の媒介(なかうど)で云々」は僕の聞き間違ひで実は粟田青蓮院の寺内...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...大した事ではない――云々)こんな事が...
野村胡堂 「死の舞踏」
...安樂産福子云々(あんらくさんふくしうんぬん)...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...次に「客観的にのみ詠むべきものとも思われず」云々(うんぬん)とあるはいかに...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...柏云々という言葉で...
松本泰 「日蔭の街」
...『類聚名物考』二八五に土御門(つちみかど)大臣「君が代は諫めの鼓鳥狎(な)れて、風さへ枝を鳴らさゞりけり」、三二〇に「今の世に禁庭八月の燈籠の作り物等に鼓上に鶏あるを出す、諫鼓苔深くして鳥驚かずの意より出(い)づと、云々、此方(こなた)の上世は専ら唐制を移されたれば、恐らくは金鶏の作り物にやあるべき」とありて、封演の『聞見記』を引き、唐朝大赦ある時、闕下(けっか)に黄金の首ある鶏を高橦(こうとう)の下に立て、宮城門の左に鼓を置き、囚徒至るを見てこれを打ち、赦を宣(のたま)えおわりて金鶏を除く、この事魏晋已前(いぜん)聞えず、後魏または呂光より始まるという...
南方熊楠 「十二支考」
...人間は自己満足や陶酔やのために自分の愛を云々するのではない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなたが両方が同じような気持だから云々と仰云って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これ村野の人後患を厭(えん)するの法なり云々とあって...
柳田国男 「山の人生」
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