...善惡二途の知識の木になりたる...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...軍務二途に出づる弊害を除去するため陸軍大臣が総ての軍事を統一する事となっていた...
石原莞爾 「戦争史大観」
...方針の根幹はおよそ右の二途に尽きるようである...
伊丹万作 「映画と民族性」
...彼等は唯だ僅かに可能なる二途あるのみと思惟してゐる様に思はれる――即ち慾望の奴隷となるか或は義務の奴隷となるか二者の一を選ぶにある...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...上(うえ)から来るものと下から来るものとの二途がある...
大隈重信 「選挙人に与う」
...棄権するかの二途の中...
丘浅次郎 「人類の将来」
...それとも口惜しいと云つて泣くかの二途に思ひ迷つてゐるやうに見えた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...その二途(ふたみち)よりないのだが……」少し考えていた僕は...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...』ヂオメーデース之を聞き思は二途に相分る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...若くは新たに之れを製造するの二途あるのみ然るに板垣伯の自由黨に於けるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...二途の外はないのである...
豊島与志雄 「理想の女」
...手段はこの二途しかない...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...敬遠するかの二途しかないと思わざるを得ない位にめんどうな事になります...
三好十郎 「恐怖の季節」
...二途いずれにせよ...
吉川英治 「私本太平記」
...命令が二途(と)からでて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...命令は二途どころでない...
吉川英治 「新書太閤記」
...いつも命令二途より出て...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵が二途いずれに出るかを...
吉川英治 「新書太閤記」
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