...二言目には、誰でも意地悪く叱(しか)りつける...
芥川龍之介 「鼻」
...これも二言目には...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...政府は二言目には国民の戦意をうんぬんするが...
伊丹万作 「戦争中止を望む」
...二言目には「挙国一致」といふ事をいふが...
薄田泣菫 「茶話」
...いつも二言目には...
武田麟太郎 「一の酉」
...君は、二言目には、貧乏、貧乏といって、悲壮がっているようだが、エゴの自己防衛でなかったら幸いだ...
太宰治 「風の便り」
...」お母さんは二言目には...
太宰治 「正義と微笑」
...また口をきけば二言目には冷たい嘲笑を頬のあたりに泛(うか)べる...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...二言目には進歩と云ふ事を言ふ...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...そんなことを言って二言目には薩州屋敷を引出すのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...二言目には百姓呼ばわりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...二言目には財政が許さないからといふ...
長塚節 「開業醫」
...二言目には「日本は貧乏だから」という態度...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...二言目には病身の人特有の癇癪(かんしゃく)を起して妻を罵しり...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...二言目には教育のない身...
樋口一葉 「十三夜」
...二言目には脇差に手がかかった...
本庄陸男 「石狩川」
...山岸の御隠居はんと呼ばれて居る政吉は、二言目には、「私はもう隠居なんやから、何も知らいてもらえんのえ、やや子と同じや云うてな...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...二言目には金々と言つてゐるんだけど...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
便利!手書き漢字入力検索