...後年盛んに飜訳し出した頃二葉亭は『あいびき』時代を追懐して...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...というのがその頃しばしば二葉亭に力説された醜業婦論であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二葉亭の提調生活は当時私に送った次の手紙に髣髴(ほうふつ)としておる...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二葉亭の身にすれば苦辛を認められない不平は道理であるが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二葉亭は児供(こども)の時は陸軍大将を理想として士官学校を志願までした...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...この鳥にも獣にもドッチにもなり切る事が出来ない性格の矛盾が何をするにも二葉亭のキャリヤの障碍(しょうがい)となった...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...仮に健康でユルユル観光もし名士との往来交歓もしたとしても二葉亭は果して満足して得意であったろう乎(か)...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...かつ二葉亭をも憶い浮べた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...加之(おまけ)にラジオで放送までされたら二葉亭はとても助かるまい...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...「二葉亭は破壊者であって...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...それがしの天才が思想の昏迷(こんめい)を来(きた)して一時あらぬ狂名を歌われたのもまた二葉亭の鉄槌に虐(しいた)げられた結果であった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...ツマリ二葉亭の風格は小説家とも政治家とも君子とも豪傑とも実際家とも道学先生とも何とも定(き)められなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...かつまた二葉亭に対して彼ほど厚情を寄せられるのを深く感謝しておる...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...二葉亭の『浮草』も評判な飜訳であつた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...この談話は――二葉亭のした談話の筆記で...
水野葉舟 「言文一致」
...二葉亭が大胆に、この壮挙を敢へて為さうとされたのは、吾々が心に銘して嘆賞しなければならない事であるが、同時にその言文一致の文章を書かうと考へられる心組からは、これは必然の結果でもあつたと思つていいやうだ...
水野葉舟 「言文一致」
...この二葉亭の談話に依つて考へさせられる...
水野葉舟 「言文一致」
...しかし私としてはどうも二葉亭には馴染めなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
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