...」と面(おもて)を上げ、乾(から)びた咳(せき)して、「すなわち、受信人、狼温泉、二葉屋方、村上縫子...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...二葉亭は生活の総てに対して不満であったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷」
...小説家となるツモリになっていても志士気質の失(う)せない二葉亭は...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...二葉亭もまた蘇峰が高調した平民主義に共鳴し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...五 『浮雲』時代の失意煩悶『浮雲』著作当時の二葉亭は覇気(はき)欝勃(うつぼつ)として...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...悶えがなくなったら二葉亭でなくなる...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...同時に私は二葉亭を憶出した...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...二葉亭も来る度毎(たんび)に必ずこの常例の釜揚を賞翫したが...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...二葉亭が人を心服さしたのは半ばこの巧妙なる座談の力があった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...もと/\加茂の二葉葵には長い葉茎(はぐき)がくつ附いてゐるのだが...
薄田泣菫 「茶話」
...矢賀村の明星院山(現在の二葉山)にまず床几をすえた...
薄田太郎 「広島という名の由来」
...東京では聞えている店だとか云う道玄坂の二葉と云う洋食屋へ案内してくれたり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...でも、ロシア文学の話は、二葉亭、嵯峨の屋の書いたものから、よく人々の口に上つた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...その点で二葉亭も美妙斎もいろいろ迷つたらしい...
水野葉舟 「言文一致」
...この二葉亭の談話に依つて考へさせられる...
水野葉舟 「言文一致」
...他の大社は二葉(よう)ずつ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...たまたまひと葉(は)二葉(ふたは)づつ日毎(ひごと)に目立つ濃い鬱金(うこん)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...たとえば大樹の茂みから二葉の葉を落すよりやさしく...
吉川英治 「三国志」
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