...この天皇の御子たちは合わせて十二王おいでになりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...唐代からの二王や顔真卿の縄張りをそう遠くは離れていない...
高村光太郎 「黄山谷について」
...――わたしはデンマルクの第二王女です...
竹久夢二 「たどんの與太さん」
...その時南朝の二王子を弑(しい)して...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...二王子は身仕度(みじたく)をし...
豊島与志雄 「夢の卵」
...後世の法帖などに傳へて居るやうな二王の正書行書と云ふものは...
内藤湖南 「北派の書論」
...既に『大窪(おおくぼ)だより』その他の拙著において私は寺の門口(もんぐち)からその内外を見る景色の最も面白きは浅草の二王門及び随身門(ずいじんもん)である事を語った...
永井荷風 「日和下駄」
...二王だちに立ちはだかる唐檜などが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...オリオン星座が二王立ち...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...二王子を殺した刺客(せっかく)の述懐(じゅっかい)の場は沙翁(さおう)の歴史劇リチャード三世のうちにもある...
夏目漱石 「倫敦塔」
...また特に余をして原野に奔走して洩(も)れなく諸禽獣に告げ早く来って二王に謁見しその手を吸わしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...その実仏寺の二王門を守るに倣いて作ったのだ)や...
南方熊楠 「十二支考」
...境内に入るときは石鳥居、石橋、二王門、別殿、東西法華堂、薬師堂、浮堂(うきだう)、中門、回廊、本社、神楽堂、鐘楼、文庫等及末社おほし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すでに億計(おけ)・弘計(おけ)二王子の潜邸(せんてい)の御時にも...
柳田国男 「海上の道」
...沖縄に行き第二王朝の尚巴志の先祖になったと説明している...
柳田国男 「故郷七十年」
...運慶の二王像が示すやうな健実な力は却て無智な支那労働者に遺つてゐると云ひたい...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...劉理(りゅうり)の二王子だけを伴うて...
吉川英治 「三国志」
...天に二日無く民に二王無しと...
和辻哲郎 「孔子」
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