...天二物を与へずとは...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...また甲乙二物体の温度の差でも触覚で区別できる差は寒暖計で区別できる差よりははるかに大きい...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...もし物質がかかる接触を待たずに作用するならば之を遠隔作用と呼ぶ(二物質の外に遠隔作用を媒介する他物質がない時即ち虚空間だけであるならば...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...自らいくばくも快きをおぼえず頬の肉落ちぬと人の驚くに落ちけるかもとさすりても見しいぶせきに明日は剃らなと思ひつゝ髭の剃杭のびにけるかも二物質上の損失はおほくは同情者の手によりて容易に補給せらるべきも...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...坐ニ一帙ノ書無ク身ニ伴フモノハ唯糞桶唾壺ノ二物ノミ...
成島柳北 「祭舌文」
...接近する前には二物体の観念がある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...心が同時に同じ場所の中に存在している同じ性質の二物体の間に...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二物体間の暗くて区別できない距離も...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...上述のように位置する二物体は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...まるで二物体が可視的ないし可触的な物によって隔てられているように...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二物体をこのように分離する原因...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二物体の位置は決して運動を産み出し得ない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その二物の軽重緩急を察して...
福沢諭吉 「学者安心論」
...天二物を与へず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その理窟めきて聞ゆるは二事二物を相対して言ふ意味ながら...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...この二物乳多からしむと『本草』に見ゆるにこれを忌んだは...
南方熊楠 「十二支考」
...景清や唐糸がヤグラに因はれたとあるより早計にも二物を混じて...
南方熊楠 「人柱の話」
...わたくしは今二物の存するあるに由つて知つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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