...渠は一二歩後退(あとずさ)つた...
石川啄木 「病院の窓」
...私はこれから更に力を集中してその第二歩を進まんことを希望する...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...女学生ははっきりした声で数を読みながら、十二歩歩いた...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...『二歩出ては一歩さがる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...二歩妻へと歩み寄る...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...彼女から二歩ばかり離れたところに一人の老僧が立っていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...二歩足を踏み出した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一歩二歩(ひとあしふたあし)とだんだん路地の中へ進み入ると...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...わざと離れて一歩(あし)二歩と先へあるき出した...
永井荷風 「来訪者」
...急に二歩ばかり威張って...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...二歩しっかりした足取りで歩いて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...十月号『プロレタリア文学』に鈴木清がこの問題について「一歩前進か二歩退却か」という論文を書いている...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...二歩右へ寄ろうとする...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...吉村一、二歩出る、井上それだけ退る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...後を振返りつつ)自二 斬るかっ、この辺で自三 いかん! ここじゃいかん! とにかく、寺へ報告しろ!自四 藩閥の犬め! 畜生!自五 富永先生を山へっ!五人足を踏み鳴らして叫びつつ、本舞台にかかり、その中の二人ばかり、道を迂回するのが、まどろこくなって、いきなり稲田の中に一、二歩踏み込む...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...一歩あるいては二歩で止まりながら...
室生犀星 「星より來れる者」
...それから二歩ばかり進んで...
山本周五郎 「失蝶記」
...先日はどうもありがとうございました」と笑いかけながら一、二歩近寄った...
夢野久作 「少女地獄」
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