...追いつくには相手が一歩進む間にこちらは二歩進み...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...それを見た老人は黙つて二歩三歩後退(あとじさ)りをしました...
薄田泣菫 「山雀」
...二歩三歩進んで次の戸を押したがやはり開かない...
田山花袋 「一兵卒」
...二歩妻へと歩み寄る...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...一二歩先で足を止めて私の方を振向いた彼女の姿が...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...彼から二歩の所、籬の内側に、ちょうど彼がすき間から入りこもうと思ってた所に、ベンチのようなふうに石をねかしてあって、石の上に例の爺(じい)さんが腰掛けており、前には婆さんが立っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二歩にして人は慴(おび)ゆ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...注文通りに行った小野さんは中休みに一二歩前へ移す...
夏目漱石 「虞美人草」
...急に二歩ばかり威張って...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...現在では具体的な内容をもって二歩も三歩も前進しています...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...「偉く日がさすね」一二歩小戻りして...
「一本の花」
...二歩退る)……だが俺だとて無駄な殺生したくはねえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...二歩飛びさがらせておいて...
三好十郎 「斬られの仙太」
...二歩退る)……だが俺だとて無駄な殺生したくはねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...その門構へを入つたところ一二歩のところに建てられた...
三好達治 「オルゴール」
...一歩あるいては二歩で止まりながら...
室生犀星 「星より來れる者」
...先日はどうもありがとうございました」と笑いかけながら一、二歩近寄った...
夢野久作 「少女地獄」
...なぜなら、ふつう、初めて参内する者は、遠い末席にある時から、脚はおののき、頸(うなじ)は、俯向(うつむ)き、到底、列座の公卿たちを正視することなどできないものであるのに、範宴少僧都は、怯(お)じるいろもなく、砧(きぬた)の打目のぴんと張った浄衣(じょうえ)を鶴翼(かくよく)のようにきちんと身に着け、眸(ひとみ)を、御簾(ぎょれん)から左右にいながれる臣下の諸卿へそっと向けて、二歩三歩、座のところまで進んできた...
吉川英治 「親鸞」
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