...一二歩窓の下へ歩み寄った...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...一歩―二歩―三歩―と次第に深く進むにつれて根底に横はる性の問題を始めとして経済問題...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...一歩、二歩、しさりはしないで、近づいた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...女学生ははっきりした声で数を読みながら、十二歩歩いた...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...その傍だよ』Sは黙つて考へるやうにして二歩三歩足を運んだが...
田山録弥 「ひとつのパラソル」
...ハイ」と慌てたように一二歩前へ出てきて...
徳永直 「冬枯れ」
...彼の立場の第二歩を吾々は認めないわけには行かない...
戸坂潤 「科学方法論」
...室(へや)の中に二歩はいり込んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おつぎは一二歩(ほ)位置(ゐち)を變(か)へた丈(だけ)であつたので...
長塚節 「土」
...二歩ばかり女の方に近づいた...
夏目漱石 「三四郎」
...二歩さがって見た...
夏目漱石 「三四郎」
...第一歩で失敗したら何食わぬ顔をして第二歩を待つのです...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...二歩も離れるとほとんど見えないくらいなのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...第二歩以後なほ幾多の邪路に迷ひしは言ふまでもなし...
正岡子規 「俳句の初歩」
...吉村一、二歩出る、井上それだけ退る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...欣二歩き出して食卓の方へ来る...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...二歩栄二に近づいて殆(ほと)んど息を呑むように)あなたは……栄二さん...
森本薫 「女の一生」
...一歩――二歩――気をくだけば彼の剣がズバリとそのまま欲するところを割りこむに違いない...
吉川英治 「江戸三国志」
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