...一二歩窓の下へ歩み寄った...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...畳んだ免状を受取ると後向きに二歩退き...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...二歩(ふたあし)には微妙の薫(かおり)...
泉鏡花 「海神別荘」
...それを見た老人は黙つて二歩三歩後退(あとじさ)りをしました...
薄田泣菫 「山雀」
...一二歩ごとに立ちどまり...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...そんな阿呆のやうな恰好ぢや二歩もあるけやしねえぜ...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...ハイ」と慌てたように一二歩前へ出てきて...
徳永直 「冬枯れ」
...一歩二歩近づいていった...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...そのまゝ一歩二歩...
永井荷風 「榎物語」
...おつぎは一二歩(ほ)位置(ゐち)を變(か)へた丈(だけ)であつたので...
長塚節 「土」
...二歩許り歩いてその窓の雨戸をあけた...
長與善郎 「青銅の基督」
...そして二歩を一ヤードとして私はこの牢獄の周囲を五十ヤードと推定した...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...倒れるまでに五十二歩を数えていた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...そのときはセルの布片へもう一歩か二歩というところへまで来ていたにちがいない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...吉村一、二歩出る、井上それだけ退る...
三好十郎 「斬られの仙太」
...後を振返りつつ)自二 斬るかっ、この辺で自三 いかん! ここじゃいかん! とにかく、寺へ報告しろ!自四 藩閥の犬め! 畜生!自五 富永先生を山へっ! (五人足を踏み鳴らして走って叫びつつ、本舞台にかかり、その中の二人ばかり、道を迂回するのが、まどろこくなって、いきなり稲田の中に一、二歩踏み込む...
三好十郎 「斬られの仙太」
...後を振返りつつ)自二 斬るかっ、この辺で自三 いかん! ここじゃいかん! とにかく、寺へ報告しろ!自四 藩閥の犬め! 畜生!自五 富永先生を山へっ!五人足を踏み鳴らして叫びつつ、本舞台にかかり、その中の二人ばかり、道を迂回するのが、まどろこくなって、いきなり稲田の中に一、二歩踏み込む...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...そして二歩より三歩...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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