...私はこれから更に力を集中してその第二歩を進まんことを希望する...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「婦人解放の悲劇」
...一歩―二歩―三歩―と次第に深く進むにつれて根底に横はる性の問題を始めとして経済問題...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...思ひ切つてまた一二歩歸り路の方へ進んで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そして、じっとピストルのねらいをさだめながら、一歩、二歩、三歩、賊のほうへ近づいてくるのです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...つかひはたして二歩(ぶ)のこる...
竹久夢二 「桜さく島」
...一二歩の間に近づいて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...二歩前へ出ては一歩さがる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...一二歩あるき出したり……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...一歩二歩近づいていった...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...二歩三歩(ふたあしみあし)一緒に歩きながら...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...おつぎは一二歩(ほ)位置(ゐち)を變(か)へた丈(だけ)であつたので...
長塚節 「土」
...頭脳が時勢より一二歩ずつ前へ出ているからちゃんと今から独身でいるんだよ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...つぎにグレゴールのほうに二歩進み...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...大将「前列二歩前へおいっ...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...「偉く日がさすね」一二歩小戻りして...
「一本の花」
......
三好達治 「間花集」
...これで二歩(ぶ)ほど貸してくれ」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...ではこのままお別れ申します」「またご出府の節は必ず訪ねられい」「忝のうござる、ご一同、ご免――」門人の一人がさし出した笠を受け取って、静かに二歩、三歩道場から出ようとすると、不意に一同の耳を劈(つんざ)き、自斎の肺腑(はいふ)にも沁み入ったであろうほどな、大喝一声...
吉川英治 「剣難女難」
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