...不道徳な商売人にとって同朋が犠牲になる可能性は二次的なものでしかない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...死亡者は多く二次的な出血も非常に多かった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...もう一度出直して第二次的な土地を廻ってみることにしても...
谷譲次 「踊る地平線」
...二次的な或いは寧ろ高次の...
戸坂潤 「科学論」
...第二次的な言わば高次の対象である処の表現である...
戸坂潤 「科学論」
...第一印象は後々の又二次的な印象によって変更を余儀なくされるものであるから...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...(ロック風に云えば)云わば第二次的な性質を有つ...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...之に反して科学に対しては単に二次的な付け足しに過ぎないと考えられるならば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...之から第二次的なものとして導き出された一結果に他ならないのであり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...文献学に二次的な位置を与えている...
戸坂潤 「読書法」
...(これは第二次的なことだが)人間の誰もが...
中島敦 「狼疾記」
...実際に初発のものを二次的なものにすることである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...然し彼がそれを第二次的なものと見做したのは...
三木清 「歴史哲學」
...二次的なものとの差別のわかるところで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これも二次的な理解で云ったのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...せいぜい附帯的二次的な事柄にすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「なぜ」というような二次的な理由で解されるものは...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...日本人の心生活は隋唐文化圏内にあってただ民族的地方的の第二次的な特長を保持したに過ぎない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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