...不道徳な商売人にとって同朋が犠牲になる可能性は二次的なものでしかない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...もう一度出直して第二次的な土地を廻ってみることにしても...
谷譲次 「踊る地平線」
...彼の名や「相対原理」という言葉などが色々な第二次的な意味の流行語になっているらしい...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...この視角からすれば二次的な或いは無用な配慮でしかないと考えられる場合さえ少なくない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...二次的な或いは寧ろ高次の...
戸坂潤 「科学論」
...第二次的な言わば高次の対象である処の表現である...
戸坂潤 「科学論」
...之に反して科学に対しては単に二次的な付け足しに過ぎないと考えられるならば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...あくまで個人の第二次的な資格であるのだ...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...文献学に二次的な位置を与えている...
戸坂潤 「読書法」
...基本的な部分から二次的な部分への階層的な体統として...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...(これは第二次的なことだが)人間の誰もが...
中島敦 「狼疾記」
...習慣から生じるのは間接的かつ二次的な仕方においてなのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...却て第二次的なものである...
三木清 「歴史哲學」
...然し彼がそれを第二次的なものと見做したのは...
三木清 「歴史哲學」
...二次的なものとの差別のわかるところで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...盲点による見落しは大体において部分的または第二次的なものであるのが普通であって...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それはむしろ二次的な仕事ともいえる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これに比べるなら「富」や「力」の如き二次的なものであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
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