...橋をくぐる前までは、二梃三味線で、「梅にも春」か何かを弾いていたが、それがすむと、急に、ちゃんぎりを入れた馬鹿囃子(ばやし)が始まった...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...公然とピストルを二梃(にちょう)身につけてる男が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...七梃の中二梃には...
直木三十五 「南国太平記」
...役人が「輦台(れんだい)二梃」と...
直木三十五 「南国太平記」
...よろしい」「はい」「駕を二梃申しつけて...
直木三十五 「南国太平記」
...代官屋敷からは程遠からぬ三本松の辻に辻待ちをしていた二梃の駕籠(かご)...
中里介山 「大菩薩峠」
...駕籠を二梃(ちやう)呼んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...駕籠(かご)が二梃――」「待ちなよ八...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...間もなく二梃の鍬は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうぞ此方(こちら)へ」提灯(ちょうちん)が二梃(ちょう)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の用意した二梃剃刀で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...血染の二梃剃刀(ちやうかみそり)があつた――お前はあの足跡を御新造のお仙さんの足跡と思ひ込んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「お才さんの使つた二梃剃刀(かみそり)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鳥羽田 前後二梃...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...あるいは手斧二梃...
久生十蘭 「手紙」
...おみやは辻(つじ)駕籠を二梃(ちょう)よび...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...彼は銃を二梃持っており...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――まさかり二梃(ちょう)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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