...後二戸(ニノヘ)郡を岩手県に附し...
太宰治 「津軽」
...ヒラメの家は、大久保の医専の近くにあり、書画骨董商、青竜園、だなどと看板の文字だけは相当に気張っていても、一棟二戸の、その一戸で、店の間口も狭く、店内はホコリだらけで、いい加減なガラクタばかり並べ、(もっとも、ヒラメはその店のガラクタにたよって商売しているわけではなく、こっちの所謂旦那の秘蔵のものを、あっちの所謂旦那にその所有権をゆずる場合などに活躍して、お金をもうけているらしいのです)店に坐っている事は殆ど無く、たいてい朝から、むずかしそうな顔をしてそそくさと出かけ、留守は十七、八の小僧ひとり、これが自分の見張り番というわけで、ひまさえあれば近所の子供たちと外でキャッチボールなどしていても、二階の居候をまるで馬鹿か気違いくらいに思っているらしく、大人(おとな)の説教くさい事まで自分に言い聞かせ、自分は、ひとと言い争いの出来ない質(たち)なので、疲れたような、また、感心したような顔をしてそれに耳を傾け、服従しているのでした...
太宰治 「人間失格」
...或は向ひ合ひたる住居の後方にも亦一二戸の住居存在せしか如き有樣に...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...土蔵の二戸前もあって...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ハネて珍客二戸儚秋と山野一郎を連れて飲む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...七月十一日(月曜)十一時起き、二戸から電話、二時に東宝ビルで待ってるやうに言ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...デンツーで二戸と食事...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二戸が一緒、映画昔ばなしに夜を更かす...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ルパンで二戸・友田と会ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二戸と東宝支社宣伝部の浅野秀治とを...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三亀松と二戸儚秋来楽...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...シノロに四十二戸...
本庄陸男 「石狩川」
...一戸前、二戸前、三戸前――、彼女は、蔵は望まない――土蔵までを切ろうとは思わない――その三斎とやらの寝間にしのび込んで、机元から盗み出してやりたいのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちょうどふつうの家の屋根が二戸(こ)葺けるだけの...
柳田国男 「母の手毬歌」
...二戸建ての古屋があり...
山本周五郎 「季節のない街」
...横丁の古い二戸建てなんだが...
山本周五郎 「さぶ」
...小さな二戸建の家があり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...二戸前(ふたとまえ)の土蔵の後(うしろ)になっている仮の奥の間へ入って行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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