...(阿吽二字:二つの概念、または言葉を表す漢字の意味)...
...三汀の二字久米の書體に似せてゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...ここで(六十二字削除)...
大杉栄 「日本脱出記」
...帰還の二字ずつを幾つも重ねた表で埋まっている...
大杉栄 「日本脱出記」
...かくて鴎外の二字を全集に冠らしむることゝはなれるなり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...端粛(たんしゅく)の二字に帰(き)するそうである...
夏目漱石 「草枕」
...自分はその表面に三沢の二字を認めた...
夏目漱石 「行人」
...すると説明すべきものはただ還元の二字になります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...彼はすぐ「慰撫(いぶ)」の二字を思い出した...
夏目漱石 「明暗」
...篆文ニテ黄室ノ二字ヲ刻ス...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
...猪目透二字切の手突矢にて突きころし...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...Negative Capability という有名な二字で表わしました...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...私は当時「正直(しょうじき)」の二字を理想として...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...実に重宝なる十二字なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...その戦争の命令者である〔二字伏字〕のことも...
宮本百合子 「刻々」
...このロバはアルプスにかくれ住んだ詩人(名を堂(ママ)わすれてしまいましたホラ――どうも出ない〔約二字分空白〕の驢馬の詩からとったもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五郎の二字の通称なるべきことを言つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二字繋(つな)がった漢字...
柳田國男 「地名の研究」
...青州奉行は、その貴妃(きひ)の兄にあたる人なので、姓にも二字の慕蓉(ぼよう)、名も二字名で、彦達(げんたつ)といい、妹の威光を逆に兄がかさに着て、いやもうえらい羽振りなのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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