...(阿吽二字:二つの概念、または言葉を表す漢字の意味)...
...堪忍の二字とおつしやるのは何かの間違ひではございますまいか...
薄田泣菫 「茶話」
...心経の二字について次に『心経』ということでありますが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...相方ともに決死の二字――漢字である――を眉間に漂わせ...
谷譲次 「踊る地平線」
...せいぜいで二字くらいしか読めない...
寺田寅彦 「浅草紙」
...そしてその二字は彼女についてつかみ得た最初のものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...黙つて立つてるもので先生はしかたなしに一字二字づつ教へて手をひくやうにして読ませたけれど私は加藤清正が明軍に取囲まれてる挿画に見とれるばかりで本のはうは皆目わからない...
中勘助 「銀の匙」
...興味の二字で現すよりほかに...
夏目漱石 「行人」
...親類の望みで二字に離してくれというので...
長谷川時雨 「木魚の配偶」
...再び辛抱の二字を頭(こうべ)に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今この語の二字を取りて...
福沢諭吉 「教育の目的」
...二字の苗字を一字に縮めたるは言ふまでもなく...
正岡子規 「俳人蕪村」
...著の仮字は「ち」と「ヨ」または「よ」の二字を結びつけたるを少し変化して用ゐるが如くこの例を以て他の字をも作らば名は新字といへどその実旧字の変化に過ぎずして新に新字を学ぶの必要もなく極めて便利なるべしと信ず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...実に重宝なる十二字なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...臥虎の二字を合せた字なれど活字なき故かなの儘にしておく)城倫と署せられた...
南方熊楠 「人柱の話」
...国郡郷里二字の佳名があり...
柳田國男 「地名の研究」
...疑いもなく久木の二字を合したでそれが俗様の杉の字と混じやすいために...
柳田國男 「地名の研究」
...以来「諸葛」という二字姓に改めたという説などもある...
吉川英治 「三国志」
...極(き)まり文句の“平安”の二字も上に見えないし...
吉川英治 「新・水滸伝」
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