...(阿吽二字:二つの概念、または言葉を表す漢字の意味)...
...言帰正伝」という紋切型の中から「正伝」という二字を取出して名目とした...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...「堪忍」の二字を忘れてはならぬと話したことがありました...
薄田泣菫 「茶話」
...表札には杉浦と云う二字が書いてあった...
田中貢太郎 「赤い花」
...新たに塚を営んで石塔の「悪逆」の二字を削(けず)った...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...平凡の二字に尽きていたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この猛烈の二字はユイスマンスを知らない証拠である...
田山録弥 「エンジンの響」
......
豊島与志雄 「過渡人」
...運命の二字は昔から知ってたが...
夏目漱石 「坑夫」
...また次の時代には理想が推移して美はとにかく真は是非共あらわさなくては文芸の二字を冠らする資格がないと評します...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...二字送り三字送りは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手塚の二字を大阪なまりにテツカと云うそのテツカを鉄川と書いたのは...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「未能」の二字を「不能」と改めた上...
三木清 「親鸞」
...二字の頭文字は、昔乙女の良人が知りあいだった例の画家の姓と名とを示していた...
「朝の風」
...バタバタ一人ではねくり返って居た八つの子がそばによって来て私の□□((二字分空白))を見てくれと云う...
宮本百合子 「後庭」
...「磁器」という二字が磁州窯より起ったのは云うまでもない...
柳宗悦 「工藝の道」
...二私は再び美醜の二字に戻らねばならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...青(せいこう)の二字が象嵌(ぞうがん)されている...
吉川英治 「三国志」
...紙中の上の方に“尊林”と大きく二字書いてあり...
吉川英治 「小説のタネ」
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