...天狗茸(てんぐだけ)と二十日鼠(はつかねずみ)のしめった鼻と青虫の五臓とで作ったサラダ...
太宰治 「ろまん燈籠」
...肝腎なのは彼が自分で自分を二十日鼠扱いにしていることで...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...この二十日鼠の行動ぶりを一見しよう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...二十日鼠は強烈な意識のためにこの場合...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...のがれゆく二十日鼠だの...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...米友の走るのは二十日鼠のようであって...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十日鼠のように座敷をかけめぐって取持っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...二十日鼠のようにおとなしくしようじゃアないか...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...まるで二十日鼠のようだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...車を廻す二十日鼠であった...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...ちょうど二十日鼠がそこに坐っているように見える...
久生十蘭 「金狼」
...……(二十日鼠を指して)ちょっと...
久生十蘭 「金狼」
...まるで二十日鼠(はつかねずみ)が暗い穴から尖(とん)がった鼻面(はな)を突き出して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ただ二十日鼠(はつかねずみ)がきたと言えり...
柳田国男 「遠野物語」
...さながら二十日鼠(はつかねずみ)のように一(ひ)と縮みになるのを見て筆者も文句なしに一縮みになった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...荷物の行く先はお手の筋やさかい……」そんな事をつぶやくうちに千六はもう二十日鼠のようにクルクルと活躍し初めていた...
夢野久作 「名娼満月」
...巣箱を引っくり返された二十日鼠(ねずみ)のようなもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...だから家にいてくんな」「ひとを二十日鼠(はつかねずみ)だと思ってるのね...
吉川英治 「新・水滸伝」
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