...下帙は更に二分して上下両帙の十冊とした...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...また料理場は勘定台のある広間とともに一階を二分していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...四十七才長男――昂生長女――木の實身長――五尺五寸六七分體重――十二貫百位筆名の由來――植村の植を二分して直木...
直木三十五 「著者小傳」
...天下は二分してしまう」「それでも...
直木三十五 「南国太平記」
...天下を二分してその一を保つだけの実力と...
直木三十五 「南国太平記」
...詩の形式を二分しているところを見ると...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...二分して貨物室へ帰って来て...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...大ざつぱに私の気分をその様に二分して...
牧野信一 「毒気」
...地所家屋家財家具を二分して...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...二分してつかうと大いにいいのですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...市中を二分してあるのである...
森鴎外 「大塩平八郎」
...しかし私たちはこの二つの流れをさらに各々二分して考える必要がある...
柳宗悦 「工藝の道」
...いい加減に二分して左右の内ポケットに突込んだ私は...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...月の入り甲軍の作戦内容は、大略、全軍を二分して、例の啄木の戦法で、敵の一面を搏(う)ち、一面を捕捉(ほそく)殲滅(せんめつ)するにある...
吉川英治 「上杉謙信」
...北平の公孫(こうそんさん)は、「かねての密約」と、これも袁紹の前言を信じて、兵を進めて来たが、冀州(きしゅう)はもう袁紹の掌(て)に落ちているので、弟の公孫越を使者として、「約定のごとく、冀州は二分して、一半の領土を当方へ譲られたい」と、申込むと、袁紹は、「よろしい...
吉川英治 「三国志」
...荊州の兵力を二分して...
吉川英治 「三国志」
...都もこうだし、九州では、新探題の直冬(ただふゆ)と、旧探題の一色範氏(のりうじ)とが、以後、九州を二分して、大合戦に入っている...
吉川英治 「私本太平記」
...かりにもし荷風氏の作品と日記とを二分していずれを採るかといえば...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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