...天下を二分してその一を保つだけの実力と...
直木三十五 「南国太平記」
...天下を二分していたのだが...
中里介山 「生前身後の事」
...二分して関ヶ原以前の状態にもどる...
中里介山 「大菩薩峠」
...二分して爆破が起り...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...詩の形式を二分しているところを見ると...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...欧洲に於ける詩界を二分しているのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...これこそは関東を二分してその覇を争う前田組の尖兵隊...
久生十蘭 「魔都」
...すぐさまその場で二分して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...しかし「大道」と「道ばた」とに材料の出所を二分してそれによって「社会的価値」を区別しようとする材料一元論も首肯(しゅこう)できません...
平林初之輔 「ブリユンチエールの言葉について」
...確かに一分か二分して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...或は根源的に二分してゐてそれが合体し得る場合か...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...同じイギリス人とよばれる人々の人生をはっきり二分していて...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第八巻)」
...市中を二分してあるのである...
森鴎外 「大塩平八郎」
...しかし私たちはこの二つの流れをさらに各々二分して考える必要がある...
柳宗悦 「工藝の道」
...月の入り甲軍の作戦内容は、大略、全軍を二分して、例の啄木の戦法で、敵の一面を搏(う)ち、一面を捕捉(ほそく)殲滅(せんめつ)するにある...
吉川英治 「上杉謙信」
...蜀呉天下を二分して...
吉川英治 「三国志」
...この好餌(こうじ)を二分して頒(わか)たんと攻めかかって来るや必せりである...
吉川英治 「三国志」
...その勢力は二分していると云ってよい...
吉川英治 「源頼朝」
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