...二元的な対立はない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...二元的な分裂として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...日本の民衆の生活にとって矛盾した二元的な対立が日々の現実であるという一個の事実を考えて見ようともしない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...現實の經驗の構造聯關を分析することによつてかかる二元的な見方を越えるにある...
三木清 「認識論」
...個人生活と階級人としての連帯的活動とが二元的な互に遊離したものとして承認され...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...私の生活の土台が二元的な危険をもっているならば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ケイ女史の「焔の美しさ」云々も二元的なものと思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...権威と自由などの二元的な性情の綜合体(そうごうたい)である...
矢部貞治 「政治学入門」
...あらゆる二元的な要素の結合にほかならない...
矢部貞治 「政治学入門」
...この二元的な態度は恐らく彼が仏法に対して儒教を認めていたことに起因するのであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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