...「二個」は熟語ではありません...
...それは一回分が缶詰二個ずつで...
石川欣一 「比島投降記」
...トランクは二個あった...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...(「報知新聞」昭和五年九月二十六日)決闘茶卓子(ティテーブル)の上にワイングラスが二個...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...翌年にはこの二個の種子から二本の草が生じておのおの二個ずつの種子を生じ...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...ミュラーが与えたる講演『説話の伝播』中に挙げたる二個の説話と...
高木敏雄 「比較神話学」
...二個の産巣日ノ神を以て...
高木敏雄 「比較神話学」
...「二個のズルフオンアミド基」のおかげなのでせうか...
太宰治 「知らない人」
...かれはラムネに梨子(なし)を二個ほど手ずから皮をむいて食って...
田山花袋 「田舎教師」
...例の蛤御門(はまぐりごもん)の戰(たゝかい)のあつてから二個月(かげつ)後(のち)の事である...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...余は無限の興味と大なる敬意とを以て二個の盛典を見たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...擦れ違って通り越した二個の小宇宙は今白い卓布(たくふ)を挟んでハムエクスを平げつつある...
夏目漱石 「虞美人草」
...このうち二個は携帯して行(い)こうと思うんだ」「うん...
夏目漱石 「二百十日」
...まさしく二個の人あるがごとくして...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...二個の動詞も現在になり(動詞の最(もっとも)短き形)居(おり)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...嘉吉はポケットから細長の紙函(かみばこ)を二個取り出してやつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...ただし鍋の中にて能く掻き混ぜねばならず一人前に玉子二個の分量にし中へ生のトマト二個の皮を去り細かに切りて混ぜ合せ焼くもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...しかも二個(ふたつ)!」と...
若山牧水 「一家」
...この宿には湯が二個所に湧き...
若山牧水 「樹木とその葉」
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