...「二個」は熟語ではありません...
...佐渡と言ふ島は海の中から南と北との二個處にごぼごぼと吹き出して出來でもしたもののやうです...
江南文三 「佐渡が島から」
...みんなで十二個の金の指環をはめてゐるのを見かけたことがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...)第二例 海幸山幸の段此段の説話も亦た、二個の方面より、観察し得可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...茲に挙げたる二個の説話は...
高木敏雄 「比較神話学」
...拳銃が二個はいっている...
林不忘 「安重根」
...二個分の代価を払って...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...けだしこの二個の機関はいまだ必ずしも始めよりその職務を区別するものにあらずして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...余は無限の興味と大なる敬意とを以て二個の盛典を見たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...黒檀の箱に納めた二個のミイラである...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...十四 警官二個の拳骨(げんこつ)を弁護士に与うポントアーズ街十四番地にきて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その途端(とたん)にころがり出したのが炭団(たどん)ほどな火薬二個...
中里介山 「大菩薩峠」
...このうち二個は携帯して行(い)こうと思うんだ」「うん...
夏目漱石 「二百十日」
...問題の二個のトランクというのは...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...一瞥(べつ)してこの二個の死体をモスタアとダグラスと確認した...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...メダケに在ってはすなわちかくの如く三個の柱頭を有すれどもまた種類により二個のものあり...
牧野富太郎 「植物記」
...岩小屋に置いたもの、米五合、コッヘル、燃缶五個、木椀二個、スプーン、フォーク、地図、その他小物...
松濤明 「槍ガ岳」
...共にこれら二個の膳...
柳宗悦 「工藝の道」
...間もなく仮死状態の二個の人間は...
吉川英治 「江戸三国志」
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