...尾張の相津一なる二俣榲(ふたまたすぎ)を二俣小舟(ふたまたをぶね)に作りて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...若沼毛二俣(わかぬけふたまた)の王一柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...山越は断念して本街道を二俣川ぞひに登つて行く...
種田山頭火 「旅日記」
...二俣松一本立つ(入口に)...
種田山頭火 「旅日記」
...氷川から青梅鉄道の終点である二俣尾まで四里...
中里介山 「山道」
...旅人は小河内の鶴の湯という温泉へ泊って翌日二俣尾から汽車で東京へ帰りました...
中里介山 「山道」
...二俣街道へ入った様子でございます」幸い...
野村胡堂 「江戸の火術」
...――その二俣までは何里だ」「五六里もあるでしょうか」「その先は?」「秋葉(あきば)様への近道になります...
野村胡堂 「江戸の火術」
...一脈の不思議な糸に操(あや)つられるように、朝の二俣道を、北へ北へひた向きに駆けるのです...
野村胡堂 「江戸の火術」
...二俣へ着いたのは丁度昼頃...
野村胡堂 「江戸の火術」
...両俣とも被った滝に入口を扼(やく)された顕著な二俣を右に入り...
松濤明 「八ガ岳大門沢」
...津浪の後は再び家の中で物をかじる音がしたという(二俣村東福田分教場吉田氏報)...
武者金吉 「地震なまず」
...二つの丘陵の尾崎が併行して海に突き出している所あたかも二俣(ふたまた)大根などのごとく...
柳田國男 「地名の研究」
...二俣もついに落城...
山本周五郎 「死處」
...猿山まではゆけないが二俣まで送ってあげよう」その絹物商人はおなつの言葉を信じてこう云った...
山本周五郎 「契りきぬ」
...しかしこのまま着捨てにしてくれていいのだから」そして彼は二俣まで送ってくれ...
山本周五郎 「契りきぬ」
...また天龍川の二俣城(ふたまたじょう)の抑えに...
吉川英治 「新書太閤記」
...二俣尾(ふたまたお)から青梅宿(おうめじゅく)をぬけて通ったのは...
吉川英治 「野槌の百」
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