...しかし二人とも、もう死んでしまつてをりませんでした...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...二人とも二饌(ぜん)以上喰べることならん」いいなさって...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「山の青々したものはいいもんや」するうち二人とも横になって...
徳田秋声 「挿話」
...今では二人とも六十歳の上になっています...
豊島与志雄 「古木」
...二人とも運転手台にのり...
豊島与志雄 「街の少年」
...二人とも異議がないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...しばらくは二人とも口を聞き得なかった...
夏目漱石 「それから」
...二人とも夜講か参会の帰りの小商人(こあきんど)といった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人とも判ったんだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...肺病とかいうこッちゃが、命短しで、世をすねたかな?」原田雲井は、引きかえして来たマンに、鹿爪らしい顔つきで、そんなことをいったが、やがて、二人とも、下足番に履物をあずけて入場した...
火野葦平 「花と龍」
...二人とも按摩(あんま)をして凌(しの)いで居る者がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...」二人とも笑ひました...
槇本楠郎 「黒んぼ会」
...それから二人とも一緒に笑った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...二人とも、その瞬間、瞳を射るあまりに猛烈な焔の色に、思わず目を蔽(おお)うた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...二人ともキョロキョロしておりました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...「二人ともえものを選び直せ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...※わたしたちは二人とも...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
...その声の調子から二人とも芸人だなと直ぐ気づかれた...
若山牧水 「岬の端」
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