...本を讀んでゐるものも二三人あつた...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...必ず二三人はこの連中が...
芥川龍之介 「葱」
...二三人で谷底から上って来ると...
石川欣一 「山を思う」
...一輛に二三人ずつお乗せ申して...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...「曲者だ」二三人が...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...そこで、ここに働く人々とても、本職の船大工と、機械師は、二三人しかない...
中里介山 「大菩薩峠」
...小松の中には布子を引つ掛けた漁夫が二三人寒風に吹き曝されながら懷手のまゝぼんやりと際涯もない沖を見つめて居る...
長塚節 「濱の冬」
...見るからに筋骨たくましい島の農夫や漁師達の十二三人が不安らしい眼差でグスタフソン警視達と向ひ合せに腰掛けてゐる...
南部修太郎 「死の接吻」
...利助の子分に二三人怪我を拵へましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに親類が二三人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下っ引を二三人駆り集めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町内の夜講歸りが二三人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土地の下つ引が二三人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四十秒の時は二三人の乗員であつた...
牧野信一 「日本橋」
...その中から二三人が声を合わせて笑った...
水野葉舟 「遠野へ」
...夫人二三人に娘五六人といふ順序であるが...
室生犀星 「はるあはれ」
...それにつづいて二三人の客が...
蘭郁二郎 「睡魔」
...二三人づゝ連れてぞ常に来る」(栄花物語...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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