...結婚は一生の大事だから身分身代の詮議は二の次である...
内田魯庵 「犬物語」
...酒やつまみものは二の次という店なのかも知れない...
梅崎春生 「狂い凧」
...二の次の問題です」とその見なれない青年紳士は...
海野十三 「爆薬の花籠」
...話が纏(まと)まる纏まらないは二の次として...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一体いつからそう云う関係になっていました?」浜田を赦す赦さないは二の次の問題として...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...動物学者というのは二の次だからさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...掛替えのない命ですぜ……御面相なんざ二の次ですよ……...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それを二の次にしてしまって...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...火事場泥棒の如きかかる輩(やから)は芸者を口説くにも容貌や芸なぞは二の次にして金まはりのよささうな女にねらひをつけ...
永井荷風 「桑中喜語」
...吾々は art は二の次で人間が第一なのです...
夏目漱石 「おはなし」
...それも二の次です...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...重しといふとも身代は二の次...
樋口一葉 「大つごもり」
...コンナ事の詮索(せんさく)は先(ま)ず二の次にして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼等の所行の善悪は二の次にして...
牧野信一 「鬼涙村」
...二の次であるが……といふやうな意味のことを岡はりら子にぽつ/\と答へながら...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...二の次若しくは三の次なんですね...
松永延造 「職工と微笑」
...ただ彼の政策の成功だけを重く見て彼の誠実や良心の方は二の次にした人々*の言うところも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...感覚的な興味は二の次である...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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