...君はそのことにおいて僕をそねんでるんだな」「まさか」僕は呆れて二の句がつげなかった...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...俺は二の句がつげない――こういう場合...
高見順 「いやな感じ」
...」僕は二の句が継げなかった...
太宰治 「水仙」
...男は二の句がつげなかった...
豊島与志雄 「話の屑籠」
...御案内申しましょうか」「ここでよろしい」この室でよろしいとキッパリ言われたから女中は二の句が継げなかったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何をお書きになっていらっしゃいますの?」「ドロナワだよ」この返事で二の句がつげないでいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...何とも二の句をつぐ気にならないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...またそこで二の句がつげなくさせられてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...しばらく二の句が出て来なかつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...それは」平次もまさに二の句が繼げません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暫くは二の句が繼げません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二の句がつげません...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...私は二の句も告げなかつた...
牧野信一 「熱海線私語」
...太郎はいつも二の句がつげずに降伏するのが常だつた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...愚かな自分に二の句も吐げなかつたが...
牧野信一 「風流旅行」
...」子の鶉は二の句がつげません...
宮原晃一郎 「孝行鶉の話」
...二の句をいわせなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして一寸には二の句がつげなかつた...
若山牧水 「比叡山」
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