...頭からけなしつけて二の句を吐かせないというようなやり方はしようにもできなかった...
有島武郎 「星座」
...二の句がつげずに立ち竦(すく)んでしまいました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...私も二の句が継げなければナオミも何とも返辞をしません...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...お師匠さん」頓(とみ)には二の句がつげませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...二の句もつげない...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲野さんはこの時「ただ万里の天を見る」と第二の句を...
夏目漱石 「虞美人草」
...二の句は固(もと)より愚かである...
夏目漱石 「虞美人草」
...平次もしばらくは二の句が継げません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若い時分に道樂が過ぎましてね――女の子とは縁がなくなりましたよ」平次も二の句が繼(つ)げません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斯う言はれると二の句がつげません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さすがに頭の君も二の句を継げなそうにしていられたが...
堀辰雄 「ほととぎす」
...あなたは余りはっきりして何とも二の句のつげない比喩でものをおっしゃるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さすがの口達者どもも二の句がつげなかったということでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...冒頭の句は第二の句をうむ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...アッとビックリ二の句が告げない新事実を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...二の句もつげなかった...
吉川英治 「三国志」
...二の句をいわせなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...吉次に二の句を云わせず...
吉川英治 「源頼朝」
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