...生命が二つ以上の対象について選択をなす場合を智と名づけたに過ぎないのだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...手足や二つ以上ある内臓は...
海野十三 「蠅男」
...おのおのの山には多くの場合に二つ以上の名称がありまた一つの火山系の各峰がそれぞれ別々の名をもっているのをいかに取り扱うかの問題が起こる...
寺田寅彦 「火山の名について」
...対立した二つ以上のイデオロギーの内...
戸坂潤 「科学論」
...他の感覚内容は二つ以上の感官に共通であることはない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...一定の主義があつて一つの本を二つ以上の部類に入れることを論じたが...
内藤湖南 「支那目録學」
...二つ以上の眼は与えられていないのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...嗚呼、閣下よ、其のおふささんは、瓜二つ以上、双生児(ふたご)以上の、(くど)いようですが、――カフェ時代の房枝では有りませんか?而(そ)して更に私の疑惑を深めた所作と言うのは、暫らく凝乎(じっと)彼女を瞶(みつ)め続けて居ると彼女は時折眼鏡の懸具合が気になるらしく真白い指先で眼鏡の柄を弄(いじ)くるのでありますが、――それは間違い無く眼鏡の故障を立証する所作であって、私の眼鏡も大分以前に其の柄が折れ掛った儘放置してあったので有ります...
西尾正 「陳情書」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...前に私が述べた文学理論に二つ以上の流派を認めないといふ主張と矛盾し...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...二つ以上の流派を許さないのは...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...今では二つ以上は著けないやうだ...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...ひとつの事柄に關して論理的には各齊合的なる二つ以上の理論の成立の可能なことは屡あるのであつて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それからまた次にわたしのいう話を二つ以上...
柳田国男 「母の手毬歌」
...二つ以上の神社を持つ大字も今ではあるが...
柳田國男 「祭のさまざま」
...全く系統を異にしたものが現在もなお二つ以上あって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...同時に二つ以上の国家には属することができない...
矢部貞治 「政治学入門」
...二つ以上くしゃみをしたときには...
山本周五郎 「青べか物語」
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