...生命が二つ以上の対象について選択をなす場合を智と名づけたに過ぎないのだ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...二つ以上食ふと不消化でやすな...
高濱虚子 「俳諧師」
...おのおのの山には多くの場合に二つ以上の名称がありまた一つの火山系の各峰がそれぞれ別々の名をもっているのをいかに取り扱うかの問題が起こる...
寺田寅彦 「火山の名について」
...或いは二つ以上のイデオロギエンの間の対立闘争として...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一体教授が土地の隔った二つ以上の大学に兼任する程人を愚弄したことはないので...
戸坂潤 「社会時評」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...以上のような音または音韻の一つで成立つかまたは二つ以上結合して成立つものであるが...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...首が二つ以上ある人間でなければ...
平出修 「畜生道」
...今では二つ以上は著けないやうだ...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...ひとつの事柄に關して論理的には各齊合的なる二つ以上の理論の成立の可能なことは屡あるのであつて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...今は隔離せられている二つ以上の遠い島々の間にも...
柳田国男 「海上の道」
...鹿島と云ふ郡は二つ以上あつて...
柳田國男 「蒼海を望みて思ふ」
...だからその出口の二つ以上を...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それからまた次にわたしのいう話を二つ以上...
柳田国男 「母の手毬歌」
...二つ以上の登り口の互いに競争の相手方を否認せんとするは自然であって...
柳田国男 「雪国の春」
...しかし同時に二つ以上の教会や組合には属することができない点は...
矢部貞治 「政治学入門」
...二つ以上くしゃみをしたときには...
山本周五郎 「青べか物語」
...二つ以上にはなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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