...天下甚だ處(しよ)し難き事無し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...天下靡然(びぜん)としてブウシエの見(けん)に赴(おもむ)く事無しと云ふ可らず...
芥川龍之介 「骨董羹」
...何処が不良という事無しに...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...為めに小虫は身辺を囲みて離るる事無し...
関寛 「関牧塲創業記事」
...仍つて御信仰の外他事無しと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...起きてみつ寝てみつ胸中に恋慕の情絶える事無し...
太宰治 「花吹雪」
...住居の内(うち)たると外たるとを問はず裸体(らたい)にて人の前に出づる事無し...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...夜大風襲来の兆ありしが幸にして事無し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...折角待機してゐても今日は仕事無し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...其より崩るゝ事無し...
南方熊楠 「人柱の話」
...虚構潤色を加る事無しと知らる...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
...」娘はしやう事無しに笑顏を見せて又頭をさげた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...われは我が母の涙を見たる事あれども怒れる聲を聞きし事無し...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...我が筆執りて無益にも拙き小説書く事を知れど未だ曾て予をとがめし事無し...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...へい……(返事無し...
三好十郎 「斬られの仙太」
...――(返事なし)役場の帰りだかい?(返事無し)……くたびれただなあ...
三好十郎 「鈴が通る」
...此(この)村の名主の家のほか他所(よそ)には絶えて在る事無し...
夢野久作 「白くれない」
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與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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