...事毎にポーに反噛(はんがう)し...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...彼れが故後藤伯と事毎に衝突したりしも此れが為めにして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...母親や吉川さんと事毎に衝突する...
豊島与志雄 「反抗」
...事毎に何か脱線あるべきはずの先生が...
中里介山 「大菩薩峠」
...事毎に新王に楯(たて)ついた)との軋轢(あつれき)も次第に激化して来た...
中島敦 「光と風と夢」
...事毎に島民の感情を害(そこな)ってばかりいる...
中島敦 「光と風と夢」
...御坊」事毎に神経を痛めるのは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...事毎に手柄を爭つて居る男だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...事毎に錢形平次と爭つた練達無比の男でしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...事毎にわが身に引きくらべる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何かに就いて事毎にFは私の袖を引いて...
牧野信一 「熱い風」
...彼等は太吉の弱みを知つて、事毎に、飛びくり目玉! と罵つて、無下に彼を凹ませた...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...又弟や妹が事毎にお前にあたる事も自分の出征前からの事なので...
三好十郎 「おりき」
...これまで兄は事毎におのれを抑えてきた...
山本周五郎 「新潮記」
...事毎に兄の意に反する方向へあゆみ...
山本周五郎 「新潮記」
...事毎に軽蔑したのは...
横光利一 「欧洲紀行」
...吉良どのの為され方、事毎に、不審ばかり...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...彼は仏僧の堕落を事毎に罵っていたし...
和辻哲郎 「鎖国」
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