...今日(こんにち)今日の生活にさえ事欠きながら...
有島武郎 「或る女」
...さすがにその後お読みになる文籍にも事欠き御不自由御退屈の思ひをなさつて居られたらしく...
太宰治 「右大臣実朝」
...為すべき仕事に事欠きはしない...
豊島与志雄 「過渡人」
...息子が五十仙(セント)の昼食にも事欠きながら病と闘っていることを人伝(ひとづて)に聞いたトマス・スティヴンスン氏は...
中島敦 「光と風と夢」
...神功(じんぐう)皇后征韓の船中秣(まぐさ)に事欠き...
南方熊楠 「十二支考」
...我々は自然の単純を説く良い先生たちに事欠きはしないであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...食う物にさえ事欠き...
山本周五郎 「雨あがる」
...とかく事欠きがちなので...
吉川英治 「新書太閤記」
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