...その滞在中(たいざいちゅう)その別荘で偶然私が耳にしたある悲惨な出来事の顛末(てんまつ)である...
芥川龍之介 「疑惑」
...事の顛末を知らせた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...事の顛末を記録するためには先ずわが家のラジオの歴史を略記する必要がある...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...注意深く事の顛末を聞いた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...手短かに事の顛末を述べていた...
豊島与志雄 「電車停留場」
...母から真面目(まじめ)に事の顛末(てんまつ)を聞かれた時...
夏目漱石 「行人」
...署長の前で事の顛末(てんまつ)を述べて下宿へ帰った...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...笛の春日藤左衛門一家に起った出来事の顛末(てんまつ)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この恐しい出来事の顛末(てんまつ)を聞きたがった...
火野葦平 「花と龍」
...事の顛末をいちおう聴取してからであった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...食事の間中私はフェアファックス夫人の話す火事の顛末(てんまつ)が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この事の顛末(てんまつ)を聴かれた皇帝は歓喜極りなく...
穂積陳重 「法窓夜話」
...しかれば子孫のため事の顛末(てんまつ)書き残しおきたく...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...やっとのことで事の顛末が了解できたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...じっと事の顛末を睨みつけていた藩主松平忠房は...
吉川英治 「剣難女難」
...交(こもごも)話しだした事の顛末(てんまつ)...
吉川英治 「剣難女難」
...かくかくと事の顛末(てんまつ)を告げおりました...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ事の顛末(てんまつ)を奉行所の門へ哀号(あいごう)し合うだけだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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