...そして発酵が完了する前に瓶詰めをすると糖の一部は分解しないで残り...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...自分は或物に對しては對象と共に顛倒し惑亂し了するが故に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...そうして以前にはあれほど極端に緩徐に行われていた変化は高温のために著しく速度を増し一秒の何分の一かの間に非常に急激な変化を完了する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...自然主義が自然主義のみで完了するものでないといふ議論は...
石川啄木 「硝子窓」
...作業がすっかり完了すると...
梅崎春生 「狂い凧」
...宇宙戦隊の準備が完了すると...
海野十三 「宇宙戦隊」
...本艇が予定の航程を終了するまでには...
海野十三 「宇宙尖兵」
...電気メスと帯電器具と諸電極とを使ってこの手術は僅か五分間にて完了する...
海野十三 「大脳手術」
...取調の事は極めて簡単で直ちに結了する...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...この講義も今回をもって終了することになりますと何分余地がありませぬから残念ながら略すことにします...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...それが総合的に一つの全体を完了する...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...初めから順を追つて最後まで讀了するのが賢い遣口である...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...それで万事が了するので...
夏目漱石 「創作家の態度」
...その期間滿了前に終了する...
日本国 「新憲法の解説」
...この僅か十一節よりなる詩を讀了するのに殆ど半日を費してしまつた...
堀辰雄 「ゲエテの「冬のハルツに旅す」」
...もう少しで完了するところだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...完了することを知らぬ轉化の必然性のうちに辯證法の革命的意義は存在する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...もしも政府がその租税の収納をその貨物の製造が完了するまで一年間延期するならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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