...メランコリックになって了いました...
石川欣一 「可愛い山」
...砂の地頸〔地峡〕が台風で洗われて了ったので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...人間の仕事の痕跡は波にのみ込まれて了っている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...従って紐育中のエレヴェーターがとまって了ったのではないが...
石川欣一 「山を思う」
...』綴ぢ了へた許りの新しい出席簿を持つて...
石川啄木 「足跡」
...初めて松太郎の話を聴いた晩に寝床の中で度胸を決めて了つたのだ...
石川啄木 「赤痢」
...父の信之は醉倒れて了つた...
石川啄木 「鳥影」
...泣きたくなつて了つた...
石川啄木 「二筋の血」
...商品は殆んど全部が焼けて了ったという...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...市外の成金は誰にも気が付かれない中に労働者から大紳士になって了った...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...そもそも了見違いだったのでございます...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...この時現実の世界のもつ必然性は全く無意味なものになるか消えて無くなって了う...
戸坂潤 「思想としての文学」
...例の普通の就職難学校や失業大学と同じ種類のものであることを暴露して了ったが...
戸坂潤 「社会時評」
...その最も大切な使用の場合を失って了うという点に...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...三平次はそれつきり事件を忘れて了ひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎一人の手に了へさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三時迄かゝりて了り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼は何んだか出かゝつた言葉を止めて了つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
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