...例の亀の甲みたいな化学記号を書くので「あの人は薬剤師か何かではないでしょうか」といっていた...
石川欣一 「比島投降記」
...三哩(マイル)の言語(ことば)4・29(夕)英軍が今度の戦争で発明した新しい武器に亀の甲のやうな“Tank(タンク)”があるのは知らぬ人もあるまい...
薄田泣菫 「茶話」
...亀の甲羅に腰かけるなどは...
太宰治 「お伽草紙」
...」亀の甲羅に浦島が腰をおろしたとみるみる亀の背中はひろがつて畳二枚くらゐ敷けるくらゐの大きさになり...
太宰治 「お伽草紙」
...さうして浦島は亀の甲羅にくつついて...
太宰治 「お伽草紙」
...当り前に亀の甲羅の上に坐つて...
太宰治 「お伽草紙」
...浦島は亀の甲羅から降りて...
太宰治 「お伽草紙」
...一万年生きた亀の甲...
太宰治 「ろまん燈籠」
...水晶で造(こし)らえた亀の甲(こう)の形をした一寸五分ばかりのもの...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...亀の甲良(こうら)はおそろしくしっかりしているじゃアないか...
ロオド・ダンセイニ 菊池寛訳 「兎と亀」
...小笠原の旅から持帰った大海亀の甲羅ももはや旅への誘いを囁(ささや)かない...
中島敦 「狼疾記」
...亀の甲のような模様ができ...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...大きな亀の甲も飾ってないし...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ひとり何とも知れぬ大きな亀の甲(こう)が...
夏目漱石 「門」
...生憎(あいにく)作家の頭の方が亀の甲より軟らかであったものだから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...かつて故老より亀の甲は必ず十三片より成り...
南方熊楠 「十二支考」
...亀の甲羅(かうら)をしつかりつかんで放さなかつたので...
宮原晃一郎 「動く海底」
...亀の甲より歩行...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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