...この方法によってのみ乾燥した表面を這うことが出来るのであり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...如何に暑く乾燥した日でも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...乾燥した天気が長く続くと潮水は遠くまで滲み込むとのことであった...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...長年のあいだ社会の死んだような乾燥した生活のなかで多くの木質の年輪層に閉じこめられていた――この数年は一家の者がたのしい食卓のまわりに坐ったときに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...乾燥した浜屋の前の往来には...
徳田秋声 「あらくれ」
...雨にも――雨に対しておかしな言葉だけれど――乾燥した音と濡れた音とがある...
豊島与志雄 「録音集」
...乾燥した木の葉っぱをしきつめたベッドに寝たきりになっていますが...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...花の香は空気の乾燥した寒い冬の夜に最もよく感じられる...
永井荷風 「写況雑記」
...乾燥した麥畑は埃で霧が立つたやうである...
長塚節 「商機」
...ぱりぱりと乾燥した音響を無辺際に伝いて...
長塚節 「太十と其犬」
...乾燥した砂混りの風が吹いてゐる...
中原中也 「一つの境涯」
...つまり僕は本の読んでならない乾燥したものばかりを読んだんだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...しかし、夏の近づく頃の雲の不活溌な動きとは異つて、白い、乾燥した、動きのいちじるしい雲の塊りが不連續的に通り過ぎる度毎に、何かがそれらの雲とともに一剥されでもしたかのやうに、そのあとで青空はいよいよ本物の青空に近づいてゆく...
堀辰雄 「初秋の淺間」
...」山の乾燥した空気に馴れ切ったおようは...
堀辰雄 「菜穂子」
...侵略された内部の皮膚は乾燥した白い細粉を全面に漲(みなぎ)らせ...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...それに乾燥した風は太陽のコロナと多大の関係を持つてゐる...
横光利一 「無常の風」
...ここは全く矢代には乾燥した無人の高い山岳地帯を登るのと同じだった...
横光利一 「旅愁」
...投げ出すように腰を下ろすと外套を透(とお)して尻の下の落葉がカサカサと妙に乾燥した音を立てながらくだけるのを感じた...
蘭郁二郎 「自殺」
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