...靴下を外して見ると乾いている...
石川欣一 「可愛い山」
...道の真中は乾いているが...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...どっちも泥が乾いているのに赤土らしくならないで...
海野十三 「蠅男」
...薄っぺらで半分乾いているような...
太宰治 「饗応夫人」
...その咽喉が乾いているとすれば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...久しく乾いているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初河床は乾いている...
中島敦 「光と風と夢」
...空気の乾いているせいか...
中島敦 「李陵」
...自分は乾いている自分ので彼女の眼や頬を撫(な)でてやるために...
夏目漱石 「行人」
...墨が乾いているから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...かさかさに乾いている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...壁の漆喰のほうはもうすっかり乾いている...
久生十蘭 「魔都」
...爺さんの顔も手足もかさかさと乾いているとおりその住居のなかも乾きあがって...
「朝の風」
...それでいてこの辺は乾いている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それにこの野原の庭石の白く乾いていること! 苔の美しいのがすっかり消えてしまって雑草だけのこっていること...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一年越し乾いているわけですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...白っぽく埃(ほこり)の乾いている垣根越しに人影があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...而もその跡の乾いている所を見れば一昨夜の雨より後...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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