...有肺類の中で、とくに哺乳類は乳腺から乳汁を分泌して子育てをする...   
...乳汁(にゅうじゅう)は滝(たき)のようにバケツにほとばしる...   
伊藤左千夫  「箸」 
...薄っぽい乳汁のようないびきが...   
大江鉄麿  「市立共同宿泊所」 
......   
大江鉄麿  「懐」 
...鉱毒婦人乳汁欠乏之儀御すくい被下度候事」と書き添えた...   
大鹿卓  「渡良瀬川」 
...女子の乳汁欠乏の件につき...   
大鹿卓  「渡良瀬川」 
...付近各村の男女疾病者と乳汁欠乏の状況を調査した結果は...   
大鹿卓  「渡良瀬川」 
...蛤貝姫がこれを受けて母の乳汁として塗りましたから...   
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」 
...産婦(さんふ)も健(すこやか)に肥立(ひだち)乳汁(ちゝ)も一子に余(あま)るほどなれば小児(せうに)も肥太(こえふと)り可賀名(めでたきな)をつけて千歳(ちとせ)を寿(ことぶき)けり...   
京山人百樹刪定  「北越雪譜」 
...母乳汁(オモノチシル)を塗りしかば...   
高木敏雄  「比較神話学」 
......   
武田祐吉  「古事記」 
...星を鏤((ちりば))め乳汁のやうな海の...   
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」 
...そのはじめにはおそらく赤ん坊を産んだ母の乳汁(ちち)が出る...   
羽仁もと子  「おさなごを発見せよ」 
...其肉を用ひ其乳汁を飮み滋養の缺を補ふべき筈なれども...   
福澤諭吉  「肉食之説」 
...甘い温(あった)かな乳汁(ちち)が滾々(どくどく)と出て来て...   
二葉亭四迷  「平凡」 
...その乳汁を方々へこすりつけたりした...   
堀辰雄  「幼年時代」 
...欧州諸寺に聖母(マドンナ)の乳汁(ちち)...   
南方熊楠  「十二支考」 
...乳汁に投ずれば毒を吐いて白色に復(かえ)り乳は緑染す...   
南方熊楠  「十二支考」 
...〈婦女の身三種大過、何ら三と為す、いわゆる婦女の戸門寛大なる、両乳汁流るる、これ三種と名づく〉(『正法念処経』四五)、されば「都伝摸(とても)年増東(と)夷辺伐(いえば)広夷(い)様」その広夷(ひろい)野(の)に飽き果て散播都天門(さわっても)呉弩(くれぬ)と嘆(かこ)ちて自害した...   
南方熊楠  「十二支考」 
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