...乳のみ児とも三人出来ている...
芥川龍之介 「第四の夫から」
...乳母が乳のみ児にものを云ふ時のやうな口調である...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...そばにはまだ乳のみ児の妹がねかしてあった...
徳永直 「白い道」
...それさえも一瞬の間あとに残るは……汗と疲労と空腹の俺達だ!土堤の木影に眠る幼児乳のみ児は...
長沢佑 「白い魔の手」
...乳のみ児を申立てるとは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...母の乳ぶさに吸いついている乳のみ児に...
吉川英治 「新書太閤記」
...乳のみ児の末の姫は...
吉川英治 「新書太閤記」
...この中に、あわれなのは、乳のみ児や、まだ母の膝を離れない幼児の泣き声だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...小(ささ)やかな食器家財などを持ち、老いたるを負い、病人を励まし、乳のみ児を抱き、足弱を曳きつれ、火の家を出て、剣槍の下を奔(はし)る髪おどろな人影が――武者たちの眼を幾度かよぎった...
吉川英治 「新書太閤記」
...半歳(はんとし)の乳のみ児では...
吉川英治 「親鸞」
...乳のみ児の世話や――配所へ送られる良人への心遣(こころや)りに――妻の玉日の前(まえ)は...
吉川英治 「親鸞」
...乳のみ児の房丸(ふさまる)が眠りからさめない間にと――朝餉(あさげ)の支度をしているらしい...
吉川英治 「親鸞」
...乳のみ児の与一郎を膝へ取り...
吉川英治 「日本名婦伝」
...乳のみ児をかかえ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...乳のみ児すらあるものを...
吉川英治 「源頼朝」
...――乳のみ児は、すぐもぎ離したら泣き死のう...
吉川英治 「源頼朝」
...そこに敷いてある乳のみ児の蒲団の中へ手枕で横になって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あとは乳のみ児と...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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