...答 かくの如き問題はその道の学者に教えを乞うべきで...
石原莞爾 「最終戦争論」
...聴くべきものとては彼の援助(たすけ)を乞う痛めるものの声あるのみ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...われその道を好むと雖(いえど)も指南を乞うべき方便を知らず...
太宰治 「不審庵」
...なお念のため東大梶浦教授の診察を乞うた方がよいと云うことになり...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...彼は長老に向かって深く腰をかがめて祝福を乞うた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ゆるしを乞うためか! わたしはまったくそうするつもりだったのである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...同君に舊稿を乞うて卷尾に附した...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...戸前裁判所の開廷を乞うて彼らを召喚する旨を高声に申し立てた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...乞う御一考を蕎麦屋主人に...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...それを温に送って政を乞うた...
森鴎外 「魚玄機」
...やはりこれを招じ入れてその処置を乞う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...博士の診察や説明を乞うまでもない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼に向かって赦しを乞うように思えた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...仁を乞うと聞くと...
吉川英治 「三国志」
...和を乞うの書をたずさえて...
吉川英治 「三国志」
...乞う、涼風(すずかぜ)を懐中(ふところ)に入れて、敵の盲動と挑戦を、ただ笑って見物して居給え」全線どこの部署も、うごかないので、韓当もやむなく、拳を握って、陸遜の命のままに、じっとしていた...
吉川英治 「三国志」
...「私が参りましょう」幸村は、すすんで、この使いの役を、父に乞うた...
吉川英治 「新書太閤記」
...お出でを乞う)とあるので...
吉川英治 「親鸞」
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