...ロンドンに密使を送られんことを乞うた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...缶詰業界の大先覚豊田吉三郎翁を訪問して教示を乞うた...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...曾は痛みを負いながらもまた憐れみを乞うた...
田中貢太郎 「続黄梁」
...殆ど私と鼻を突き合わしてミケランジェロの「縛られた奴隷」の姿がさながら憐みを乞うが如くに悶えて居ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...軍艦四隻を帥(ひき)いて長崎に来りて互市(ごし)を乞う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...人間というやつをつかまえて教えを乞うには...
中里介山 「大菩薩峠」
...何を食べさせたらよろしうござんしょうね」彼等はお銀様に向って憐みを乞うもののように教えを仰がんとする体(てい)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...己(おの)れを空しうして教えを乞うてみたところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...感化院出の誰の誰許して下さいと云う言葉を日にいくど頂戴とか下さいとか雨のなかに立って物乞う姿不安な呻吟(しんぎん)世の誰とも連絡がない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...さもない時は良人に打ら明けた上彼の宥(ゆる)しを乞うて断乎たる方法を採ろうと決心した...
細井和喜蔵 「女給」
...夫を脱走させた罪科を乞うた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...また玄関のほうから声高に案内を乞う声が聞こえてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...そして私は何故にかかる提唱を試みてその考察を乞うかと云うに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...仏に出家を乞うて許され...
南方熊楠 「十二支考」
...関東へ来援を乞う)という出兵の要請(ようせい)に接した...
吉川英治 「上杉謙信」
...帝の詔勅を乞うて...
吉川英治 「三国志」
...「信長の軍門に降を乞うと思わば武士の意気地もござろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...刀の研(とぎ)や扱いについて教えを乞うと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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