...返事を乞うた人もある...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...友に憐みを乞うに至ったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...聞いているのか」大統領「乞う...
海野十三 「諜報中継局」
...僕は表門から案内を乞うから」と...
海野十三 「什器破壊業事件」
...玄関から案内を乞うておいでにならないのですか?」「表玄関から――...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...折革包を携え仔細らしく案内を乞うて...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...叡空上人に暇を乞うて嵯峨(さが)の清涼寺(せいりょうじ)に七日参籠のことがあった...
中里介山 「法然行伝」
...ところへ「頼む頼む」と玄関から大きな声で案内を乞う者がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...名を告げて案内を乞うと...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...天井の高い古風な台所のほうから案内を乞うた...
正岡容 「寄席」
...その代りに王に乞うて五十日間あまねく貧民に施さしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...わたくしは読者に寛宥(くわんいう)を乞うて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ノッソリと店先へ這入って来て案内を乞うた...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...実策を講じなければ」「乞う...
吉川英治 「三国志」
...和を乞うの書をたずさえて...
吉川英治 「三国志」
...さもさも愍(あわ)れを乞うようにうなずいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...軒先なりとお借り申したい」武蔵が案内を乞うと...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...馬を乞うために、頭(かしら)を下げるのは、どんなに下げても、武士の恥でも卑屈でもなかった...
吉川英治 「源頼朝」
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