...眼が悪くなって府下の有名な眼科医三四人に診察を乞うて見ると...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...よき名探偵の斡旋(あっせん)を乞うた...
海野十三 「すり替え怪画」
...その歌の末句を乞う時に...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...」二成は懼れて任の家へいって哀みを乞うた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...彼は憐みを乞うように云った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...憐みを乞う心との...
直木三十五 「南国太平記」
...左記名宛に御返戻あらんことを乞う...
野村胡堂 「胡堂百話」
...いささか焦れ気味になって壁のボタンを押して案内を乞うと...
久生十蘭 「魔都」
...もって諸先生の高評を乞う...
福沢諭吉 「教育の目的」
...三度四度案内を乞うて漸(やっ)と出て来たのを見れば...
二葉亭四迷 「平凡」
...私はいくら案内を乞うても返事がないので...
堀辰雄 「四葉の苜蓿」
...侯と話さんと乞うた...
南方熊楠 「十二支考」
...当時日毎に容態書を寄せて薬を乞うたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それゆゑ芝葛盛さんに乞うて此等の事を記してもらつた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...乞うて一覧する遑が無かつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...乞う、寛覧(かんらん)を垂れよ...
吉川英治 「三国志」
...門を叩いて一泊を乞うなど...
吉川英治 「新書太閤記」
...揚子江口なる揚州府の延光寺に和尚を尋ねて使節の船に便乗せむことを乞うた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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