...母屋の玄関に立って案内を乞うた...
梅崎春生 「狂い凧」
...玄関から案内を乞うておいでにならないのですか?」「表玄関から――...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...差入れを乞う...
大杉栄 「獄中消息」
...国嶋氏にも旅行免状その他のことで何かと斡旋(あっせん)を乞うたのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もう一度客に会釈をして着席を乞うた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...あわれみを乞うようにじっと見上げる犬の眼は...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...いよいよ降参して兵たちの前に和睦と赦免を乞うべく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またもう一ぺん赦免を乞うために苦労したくなかったからか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼はその三脚台の下に跪(ひざまず)いて教えを乞うた者に向って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いとまを乞うように座をすべった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...他に身を安んずる所がないのです」「乞う...
吉川英治 「三国志」
...和を乞うて、すぐ誓紙を裏切るなど、武門の不信、これ以上な沙汰はない...
吉川英治 「新書太閤記」
...宇喜多もたちまち和を乞うであろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...お出でを乞う)とあるので...
吉川英治 「親鸞」
...大正二年(1913) 二十一歳塚原氏より暇を乞うて...
吉川英治 「年譜」
...昵懇(じっこん)を乞うがよい」そのあいだに...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...刀の研(とぎ)や扱いについて教えを乞うと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その中の一人は妻子その他家族をつれて来てトルレスに洗礼を乞うた...
和辻哲郎 「鎖国」
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