...山岳地帯に多く見られる、複数の山々や丘陵が環状に連なった地形を指す。「九重連山」...
...「九重夢大吊橋」のある、熊本県天草市にある観光地名...
...曲のタイトルや歌詞の中で使われる。「九重低音」...
...古典芸能の演目のタイトルとして使われ、複数の美女が主人公である。「九重桐箪笥」...
...且つ九重阻絶(そぜつ)し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...九重雲深く濛として...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...九重(ここのへ)の雲の中にいらせられる御一人さへ不思議にも近松の浄瑠璃(じやうるり)を愛読し給うた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...一封朝奏九重天(いつぷうあしたにそうすきうちようのてん)―云々(うんぬん)とあるもの則(すなはち)是(これ)...
泉鏡花 「花間文字」
...九重(ここのえ)坐...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...久安三年の二月十三日に山陽の道を踏み上って九重の都の巷(ちまた)に上り著いた時...
中里介山 「法然行伝」
...「弥次喜多」は、岸井を休ませ、九重が代役、ハリ切ってやってゐるが、これはぐっとつまらなくなってゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二十五分の休憩に九重のおやこ弁当(二百五十円)とる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...うなぎが食ひたくなったが、地下食堂休みで、九重からとる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...九重を霞(かすみ)へだつる住処(すみか)にも春と告げくる鶯の声とお答えになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...九重(ここのえ)の内のおしたくの方が...
吉川英治 「私本太平記」
...九重の梢にらんまんな文化の花を見せた後は...
吉川英治 「随筆 新平家」
...かぎりありて帰らんと思う旅にだになお九重(ここのえ)はこいしきものをなどと折々の詠草が...
吉川英治 「日本名婦伝」
...買われた娼妓の九重だった...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...また九重の傍に戻って来た...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...その九重に別れる際いい置いた事は...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
...新年言志みことのりあやにかしこみかしこみてただしき心おこせ世の人廿七日の怪事件を聞きていざさらば都にのぼり九重の宮居守らん老が身なれど野老こういう手紙が大晦日(おおみそか)の晩についた...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
...あるいは大官大寺九重(だいかんだいじくじゅう)の塔の建築家...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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