...貞之助たちは新京阪の桂(かつら)で乗り替えて嵐山(あらしやま)の終点で降り...
谷崎潤一郎 「細雪」
...海岸線へ乗り替えてからは...
徳田秋声 「仮装人物」
...K―駅で乗り替えるのだった...
徳田秋声 「縮図」
...もし近代文明の薄暮を黎明に乗り替え...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...併しそれが科学主義に乗り替えることによって...
戸坂潤 「読書法」
...妹のお徳に乗り替えたのだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...電車の乗り替えの人や...
平林初之輔 「鉄の規律」
...それは右手にすなわち「乗り替え」として引いてゆき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...中央線に乗り替えようとするとき...
山川方夫 「演技の果て」
...電車を乗り替えるのを忘れていたのだ...
山川方夫 「演技の果て」
...こうして五度(たび)も駕籠を乗り替えたうえ...
山本周五郎 「追いついた夢」
...当世ふうのしょうばいに乗り替えたのは...
山本周五郎 「ちゃん」
...そこでべつの辻駕に乗り替えて「浅草橋まで」と命じた...
山本周五郎 「七日七夜」
...駕籠をいそがせたが、高輪にかかると疲れたようすなので、辻(つじ)駕籠をみつけて、乗り替え、駄賃を増すから、「とばしてくれ」と云った...
山本周五郎 「花も刀も」
...朝早く、まだ明けきらぬうちに母に連れられて家を出た君子は、汽車に乗ったり、乗り替えたり、船に乗ったりしたが、居眠っていたこともあれば、よく寝ているところを揺り起こされたり途中は夢うつつで、まるきり記憶になく、最後に乗合馬車を降りてからの道がとても遠い道であったことをぼんやりと覚えている...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...その車に乗り替えて再び逆に走らせた...
横光利一 「静安寺の碑文」
...このような急がしさも幾回もやったものだったが――彼はヨーロッパの見知らぬ山中での不意の乗り替えや...
横光利一 「旅愁」
...春日(かすが)町の停留場で乗り替えようとしたところが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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