...乏(とぼ)しい粗朶(そだ)のごとく疎(まばら)に散(ち)らかって見えた...
泉鏡花 「海の使者」
...僧侶はその下等の地位にいたりては学識はなはだ乏しく...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...道義心の欠乏である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...貧乏が痛感されていると共に...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...窮乏のうちに死んだバンジャマン・コンスタン...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...竜之助の風采(ふうさい)に多少の怪しみの色はあっても侮(あなど)りの気色(けしき)が乏しいから...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれは貧乏人の味方で...
中里介山 「大菩薩峠」
...才ニ饒カニシテ識ニ乏キ者アリ...
西周 「人智論」
...大欲、貧乏、または無知によって医師の指示に従わなかったら、医師の活動は役に立たず、治癒は不可能になる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...そして多忙で貧乏だった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...わたしたちがそれからようやく貧乏をも感じさせられるようになったということでした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...人の貧乏につけ込みやがって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...其内に附添の一人は近辺の貧乏寺へ行て和尚を連れて来る...
正岡子規 「死後」
...罪悪から起ろうと窮乏から起ろうと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今から思うと如何(いか)にも単調で変化の乏しい生活だった...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...結局は貧乏物語に帰着する...
柳田国男 「木綿以前の事」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...また貧乏が来る...
山本周五郎 「青べか日記」
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