「乏」の意味
不足している
小説での「乏」の使い方
...(この勇気に乏しい癖に忽ち挑戦的態度をとるのは僕の悪癖の一つだつた...
芥川龍之介 「歯車」
...彼自身のもとにある同主義者の理解の欠乏...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...いくら貧乏世帯でも鍋釜はあるはず...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...刺戟の乏しい退屈なものになったかも知れない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...譬へば山の頂に乏しき泉湧くところ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...窮乏離散してしまつた遺族をたづねあるいて聽き取つたりする仕事も...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...かかる苦心は近頃病(やまい)多く気力乏しきわが身の堪(た)ふる処ならねば...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...手に取上げて、疎(うと)い灯に透して見ると、妙に貧乏臭くて、中が空つぽで、カラリと落ちた眞鍮の煙管が少し潰れて、紛れもなくそれは、八五郎愛用の品ではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...酒も食物も乏しくなった時に...
古川緑波 「神戸」
...この増加傾向が全人民を欠乏と窮乏におとしいれるという不可避的結果を招来することも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...単に欠乏(ステレーシス)を意味するに過ぎなかったであろう...
三木清 「人生論ノート」
...家庭料理へ生活費を振向けるという心に乏しいのです...
村井弦斎 「食道楽」
...「信者皆會同、公用諸物、凡鬻産業、依各人之所乏、而分與之...
森鴎外 「古い手帳から」
...つい半世紀前までは日本の貧乏人までが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...稲を作る適地の欠乏であったかと思う...
柳田国男 「海上の道」
...一生貧乏だったから良縁とまではいえぬか知らぬが...
柳田国男 「故郷七十年」
...これなどは萱の欠乏をおぎなう目的で...
柳田国男 「母の手毬歌」
...「活動の筋書欠乏は久しい話ですが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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