...シミッ垂れな貧乏臭いプロの論客が鼻を衝(つ)く今日緑雨のような小唄で人生を論ずるものも一人ぐらいはあってもイイような気がする...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...貧乏は決して恥かしい事ではない...
薄田泣菫 「茶話」
...女の家が貧乏なために...
辻潤 「ふもれすく」
...彼は思わず乏しい財布を倒(さかさ)にして了うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...親密なる多数の政友に乏しく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...五 運命ののぞき穴マリユスはもう五年の間、貧困、欠乏、窮迫のうちに生きていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余は今なほ畳の上に両脚(りょうきゃく)を折曲げ乏しき火鉢(ひばち)の炭火(すみび)によりて寒(かん)を凌(しの)ぎ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...大臣は貧乏だったから...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...尤もエロースは本質上憧れであり缺乏を前提としてのみ成立つゆゑ...
波多野精一 「時と永遠」
...年とってから乏しい目をするともいいます...
羽仁もと子 「女中訓」
...不安と缺乏の人生に向つて...
林芙美子 「就職」
...どこを貧乏風が吹くかと...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...貧乏になれなかったかで...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...住民が非常な欠乏に遭遇しているように思われた特殊な場合は稀らしくないと云われているが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...手もつけられないほどの貧乏女でいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こういう事情は東北人を貧乏にさせ...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...稲を作る適地の欠乏であったかと思う...
柳田国男 「海上の道」
...かりに中世以降の史書は乏少であろうとも...
柳田國男 「和州地名談」
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